vol.29 松尾さんの梅ピリサルサでつくった、料理家 大平美弥さんの鶏もも肉の梅ピリハニー

有限会社 紅梅しょうゆの松尾さんの梅ピリサルサでつくった、料理家 大平美弥さんの鶏もも肉の梅ピリハニー

教えてください

大平 美弥さん(東京都世田谷区)
大平 美弥さん
料理家の母に育つ。銀行、証券、コンサルティング会社にて会社員に。 趣味の食べ歩きから、興味のあったスパイスコーディネーター協会の門をたたく。武政三男氏に師事。 スパイスライフアドバイザーとして2010年5月に独立。 都内及び主宰するサロンにて講習・執筆を行う傍ら、レストランシェフとのイベントの企画&講演も行う。 オリジナルスパイスティーのプロデュースの他、雑誌、ラジオ、テレビなどメディア出演も多数。

お教えします!

松尾 透さん(島根県雲南市)
松尾 透さん
1964生まれ、結婚を機に妻の実家の家業である江戸時代から続く醤油屋を受け継ぎ、七代目に。3年前からスパイスプロジェクトの代表に。地元で生産される農産物を使い、安心・安全で美味しい食卓を演出できるような調味料を日々試行錯誤中です。
有限会社 紅梅しょうゆについて詳しく見る 別ウィンドウ

「梅ピリサルサ」のこと、教えてください!

  • From:料理家
     大平 美弥
  • To:生産者
    有限会社 紅梅しょうゆ 松尾 透さま

松尾さん、こんにちは。
先日は「梅ピリサルサ」を有難うございました。
早速、その日美味しくいただきました。

松尾さんとは「うんなんスパイスプロジェクト」でお会いしてから、もう大分経ちますね。
島根県雲南市で栽培している「オロチの爪」を使った商品「梅ピリサルサ」をご紹介いただいてから、すっきり&ピリッと感がクセになってしまい、今ではすっかり我が家の食卓の常連となっています。
私の生徒さんからも、「梅ピリサルサ」を使ったお料理のレシピについて質問されることが多く、この機会にぜひ多くの皆様にご紹介したいと思っています。日々、どんな食材に合うかなと試行錯誤しているところです。

雲南市で栽培している「オロチの爪」についてとても興味があります。通常の唐辛子よりもサイズが大きく、とても驚きました!すっきりしているけど、ピリッとするこの「梅ピリサルサ」。
梅と唐辛子の組み合わせはどういう風に生まれたのでしょうか?商品化のきっかけとなったエピソードをぜひ教えてください!

「梅ピリサルサ」のこと、教えます

  • From:生産者
    有限会社 紅梅しょうゆ 松尾 透
  • To:料理家
     大平 美弥さま

大平さん、こんにちは。気に入っていただけてとても嬉しいです。
商品についてお教えいたします。
僕の住んでいる町は山の中にあり、農作物が鳥獣被害にあい易い場所です。ところが、唐辛子はその被害にもあわず、安定した生産量が確保できることから近年生産が盛んになり、国産唐辛子生産量は日本有数の産地になっています。そして、“雲南市をスパイスでホットな町”にしようとスパイスプロジェクトが立ち上がりました。スパイスプロジェクトは地元で生産されるスパイスを使って調味料や食品を作ろうという企業の集まりです。

そこで、我が町らしい唐辛子はないだろうかということになり、大きいけれどあまり辛くなく旨味のある唐辛子を作ることになりました。名前の由来はその大きさから、そして「ヤマタノオロチ」という神話から、「鷹の爪」ならぬ「オロチの爪」と命名されました。味の特徴は、肉厚で旨味があり、辛味は少なめですが後からじわじわと広がる辛さが特徴です。生産に関しては環境に優しい栽培法で農薬を使わずに栽培しています。

梅は弊社の名前「紅梅しょうゆ」の由来にあります。町花も梅、そして、お店のすぐ裏手に出雲三天神の一つ三刀屋天満宮があるのですが、昔から梅の生産が盛んに行われている梅処なのです。そして何より体にいい天然のアミノ酸が沢山詰まっている果物です。そこでこの梅を使って何か新しい商品が出来ないかと思い醤油に入れたりもしていました。そこで、オロチの爪と梅を使って食卓を楽しく演出出来ないか・・・と試行錯誤しお互いの特徴を生かして出来たのが「梅ピリサルサ」です。初めは、梅と唐辛子の分量に大変苦労しました。梅の量が少ないとタバスコっぽく辛くなり、多すぎると梅の塩分が強くなりしょっぱくなる。何度もの試作を重ね、そのまま野菜などに付けて食べても食材の旨味を生かせるような商品に仕上がりました。

「鶏もも肉の梅ピリハニー」ができました!

  • From:料理家
     大平 美弥
  • To:生産者
    有限会社 紅梅しょうゆ 松尾 透さま

松尾さん、
お返事ありがとうございます。商品の命名の由来が良くわかりました。
梅と唐辛子の味のバランスは何度もの試作から出来あがっていたのですね!
両方の良いところを上手に活かされているなと思いました。日本人のソウルフード、梅の味がさっぱりしていて大好きです。

雲南市の唐辛子、、、「ヤマタノオロチ」神話から命名された「オロチの爪」。
とても印象に残る名前ですね。これから先多くの方が手に取って下さるような気がしています。

早速、梅ピリサルサを使ったお料理を考えてみました。
何度も食べたくなるようなレシピにしたいと思い、この酸味と辛みが失われない方法を考えてみました。

スーパーでも簡単に購入できる鶏肉を使い、食べごたえも抜群なレシピです。
調理方法もシンプルにし、「梅ピリサルサ」を味わってもらえる様にしてみました。

松尾さんも是非召し上がってみてくださいね。

島根県はこの冬は雪が多く、大変だったと伺っております。
春の訪れが楽しみですね!

またお会いできる日を楽しみにしております。

食材の詳しい情報はこちら

有限会社 紅梅しょうゆ
公式サイト
http://www.kobai-shoyu.co.jp
  • ※この記事は、2012年02月の取材に基づいて構成したものです。

これまでに届いた食材とレシピ

\
  • 料理家のレシピ本

今月のプレゼント

トップページ用エントリー
トップページ用エントリー
合計 名様
提供:
  • Flipboard
  • MIIKU 日本味育協会
  • movabletype5