プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

おすすめの東北食材

海女のいちご煮 from 岩手 

海女のいちご煮

いちご煮は、私の住んでいる八戸市など三陸海岸沿いの地域で食されている郷土料理です。アワビの出汁とウニのお吸物で、お盆やお正月など特別な日の御馳走や、大切なお客様のおもてなし料理として振舞われてきました。

「いちご煮」という名前は、白濁した汁に浮かぶウニの身がまるで「朝もやにかすむ野イチゴのよう」と詩人に表されたことから付けられたそうです。

ウニとアワビと聞くと、高級な料理では?と思われるかもしれませんが、もともとのルーツは、漁師や海女さんがウニ漁の合間に冷え切った体を温めるために、獲れたての海の幸を鍋で煮て食べていた浜料理のひとつなのです。

その三陸海岸に伝わる、昔から変わらない味をぜひ味わってください。

岩手県久慈の名産 いちご煮を使ったおすすめレシピ

写真:まろやか豆乳茶碗蒸し

まろやか豆乳茶碗蒸し
おすすめの東北の食材「いちご煮」を使ったレシピ。豆乳のまろやかさとアワビの出汁の深い味わいが濃厚な茶碗蒸しです。
写真:下田尚子
青森県在住 料理家
下田 尚子
いちご煮おすすめショップ
小袖屋
小袖屋の「海女のいちご煮」は、当時からの味を守る伝統的ないちご煮です。地元久慈産のアワビと、海女さんたちが獲った旬のウニで作った、素材・味にもこだわったものです。去る3月11日、東日本大震災が発生し、久慈市は津波で壊滅的な被害を受けました。ウニやアワビの漁場も相当の打撃を受けています。この小袖屋の「いちご煮」の味を全国の方々に食べていただくことで、再び久慈市が海女の街として活気が戻るように、応援していければと思っています。

笹かまぼこ from 宮城

笹かまぼこ

仙台の特産品である笹かまぼこは、すり身をささの葉に成形した焼抜かまぼこです。

当初、【木の葉かまぼこ】や【ベロかまぼこ】などと呼ばれていましたが、1935年創業の阿部蒲鉾が旧仙台藩主伊達家の家紋【竹に雀】に因んで【笹かまぼこ】と呼ぶようになり、それから名称が統一されました。

現在の笹かまぼこは、しっとりとして味わい深く、更にネギを練りこむなどバリエーションも豊かになりました。

地元では主に、わさび醤油で頂きます。今回は梅が笹かまに絡んでより一層美味しさを引き立てる、夏バテ防止レシピのご紹介です。

宮城の名産 笹かまぼこを使ったおすすめレシピ

写真:梅(うめぇ)~笹かまパスタ

まろやか豆乳茶碗蒸し
仙台の特産品・笹かま使ったヘルシースパゲティ。シソと梅、そして仙台の特産品を使用してサッパリ仕上げた夏ばて防止パスタです。
写真:江川和花
宮城県在住 料理家
江川和花
笹かまぼこおすすめショップ
阿部蒲鉾店
阿部蒲鉾は、【笹かまぼこ】という名を生んだ老舗で、しなやかでふんわりした優しい味わいの笹かまぼこを初め、様々な笹かまぼこを楽しめる人気のお店です。

ラ・フランス from 山形

ラ・フランス

ラ・フランスは名前の通り、フランス生まれの洋ナシです。フランスを代表するほどの美味しさは、「果物の女王」と言われ、日本では山形県が収穫量・品質ともに一番。

収穫したばかりのラフランスは、固くて味もありませんが、追熟させて程良く柔らかくなった頃が食べ頃。芳醇な香りとジューシーでとろけるような果肉は、女王の名にふさわしいもの。

11月~12月の時期しか味わえませんので、フレッシュのままで、そしてお菓子作りにと存分に楽しんで下さいね。

山形の名産 ラ・フランスを使ったおすすめレシピ

写真:グラニテ・オ・ポワール

グラニテ・オ・ポワール
山形産のラフランスで作る、コンポートとグラニテ。赤ワインを使ってとろけるようなコンポートを作ります。香りがうつった美味しいシロップは凍らせてグラニテにしてご一緒に。
写真:橋本 道子
宮城県在住 料理家
橋本 道子
ラ・フランスおすすめショップ
いたがき
仙台駅ビルやデパート、路面店など、仙台市内に10数店舗を構えるお店。早い時期から質の良い果物が手に入るので、良く利用しています。また、果物だけでなく、果物をふんだんに使った新鮮な生ジュースやケーキ、ゼリーなども美味しくてお勧めです。

スペシャルインタビュー

これまでに届いた食材とレシピ

\
  • 料理家のレシピ本

今月のプレゼント

トップページ用エントリー
トップページ用エントリー
合計 名様
提供:
  • Flipboard
  • MIIKU 日本味育協会
  • movabletype5