【第8回】 美食を堪能@オンダリビア スペインバスク
スペインというと、青い空と照りつける太陽!というイメージですが、
オンダリビアはそのイメージとは違います。
雲が厚く、その隙間からとどく太陽の光は、柔らかくて穏やかです。
3月上旬のこの時期、雨も少なくなく、霧もでます。
そんな天候が、この地に多くの食の幸をもたらすのでしょう。
さて、今日はオンダリビアでのランチ。
ワクワクしてパラドールを出ると、この日は快晴!
気分も盛り上がります。
訪れたのは"Alameda"というレストラン。
函館でレストラン バスクを営まれている深谷シェフに
お勧めいただいたレストランです。
1時の予約時間に出かけると店内にお客さんは
私たち2人だけ。
さすがスペイン。
まだお昼の時間には早すぎるのですね。
この日、私たちは二人とも、ランチのコースをお願いしました。
初めはレンズ豆のスープ。
ほのかに香るハモン(生ハム)からとった
ストックとの相性抜群で、深みのある味でした。
次はイカを使ったリゾットです。
イカのお刺身をさっと湯がいたような
絶妙な火の入り方。
イカの柔らかさと美味しさが
ベストな状態で味わえます。
そして、イカとハモンの旨みが絡み合った
何とも言えないコクのあるお味。
次の一皿は白身魚。
この魚の火の入れ方もびっくり。
中心はほぼレアー。
全くぱさつきがありません。
イカ、といい、この白身魚といい、
私は今まで魚の調理において日本人ほど繊細な
感覚をもっている人たちはいない、と思っていましたが、
バスクではその認識を新たにしました。
次は子羊。
ローストしたニンニクが一緒にマッシュされた
ピューレにスペインの香りを感じました。
デザートはリンゴのタルトと、そして続くプティフル。
ここでも変わらぬ美味しいチョコレートが登場です♪
海の幸、山の幸に恵まれたバスク地方。
素材のおいしさを生かしたお料理を堪能しました。
材料ひとつひとつに愛情をもち、
その良さを最大限に引き出すための
丁寧な調理。
ここに住む方たちの地元の
食材への誇りと、食に対する愛情を感じた
素晴らしいランチでした。
美味しい、幸せな時間をありがとう♪
次回はいよいよ、スペインバスクの一番の見どころ、
サンセバスチャンのバール巡りをお届けします!