プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

第13回 極めつけのオーガニック・スイーツ オトレンギ

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コスモポリタンな食の都、現在のロンドンはオーガニック先進国。今までお伝えしたオーガニック食品を多く扱うバラ・マーケットや各地のローカル・マーケットに始まり、スーパーマーケットでも気軽にオーガニックの食品が購入できるのは羨ましい限りです。

そんなロンドンでも「おいしいオーガニック・スイーツのお店は?」と聞かれたら、まず名前が挙がるのが「オトレンギ」。現在ロンドン市内に4店舗ある、一番人気のオーガニックのパティスリー&デリです。 

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人気の秘密はフリー・レンジ・エッグ(放し飼いの鶏の卵)などの厳選されたオーガニック食材を用いて、合成保存料や着色料などを一切使用せず、お店の中にあるキッチンから作られるフレッシュなお惣菜やパン、スイーツの数々。

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「パッションフルーツ・メレンゲ・タルト」

代表的なイングリッシュ・スイーツ「レモン・メレンゲ・タルト」を、流行りの素材であるパッションフルーツでアレンジ。サクッとしたタルト生地に、ふんわり甘いメレンゲとパッションフルーツ・カードの鮮やかな酸味と甘みのコンビネーションが極めつけのイングリッシュ・スイーツ。

コラムの一番上の写真は「ローズ&バニラ・カップケーキ」。
ロンドンでも大人気のカップケーキのオトレンギ・スタイルはあくまでシンプルな素材重視。クリームの部分にはマスカルポーネ・チーズを使用して、リッチな乳製品の味わいと口どけが爽やかな、素材の力を味わうスイーツに仕上げています。

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「アップル&ピスタチオ・スライス」

スタイリッシュな白を基調とした店内では、鮮やかでカラフルなフードが主役。合成着色料を使用するのが半ば常識になっているフレンチ・パティスリーの世界から考えると、全く使用せずにここまでカラフルなスイーツが作れるのは嬉しい驚きです。

オーガニックでよく言われる言葉「オーガニックだからおいしい」。
自らを完璧主義者と語るオーナー、ヨタム・オトレンギさんは「それだけでは充分ではありません」と言います。厳選された素材の力と味わいを生かして、伝統的なイングリッシュ・スイーツに、現代的で洗練された味わいを加えているのがオトレンギのスイーツ。「オーガニックはもちろんのこと、まずおいしくなくては」と語るヨタムさんの哲学が生きています。

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All Images by Edward Lakeman


STORE INFORMATION

Ottolenghi

63 Ledbury Road
London W11 2AD

Tel:44-(0)20-7727-1121
www.ottolenghi.co.uk

小松喜美さん写真

フード・ジャーナリスト 小松喜美

イギリスをメインにヨーロッパの魅力を食と文化の視点から紹介するフード・ジャーナリスト。料理・菓子は「ル・コルドン・ブルー」やパリの「リッツ・エスコフィエ」で学んだ経験をもとに、「食べることは生きること」を信条として、日々おいしいものを探究する日々をブログや雑誌媒体のメディアに掲載しています。

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