料理家/飯嶋知晴

食べ残しを防ぐには、少量買うことが一番なのかも知れませんが、コストがかかってしまいます。安いときにまとめ買いして保存食に、または半調理して冷凍する事をおすすめします。 キャベツは浅漬けに、残りは茹でて冷凍、具を作ってロールキャベツにして冷凍。 挽き肉は、ハンバーグにしたり、肉味噌をつくって冷凍。結局保存方法を知ることが、節約の鍵になるのだと思います。

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料理家/imiko

私流食べ残しを減らすアイデア

週に1〜2度は冷蔵庫をチェックして残り物メニューの日を!
野菜がのこっていたら、煮野菜メニュー例えばラタトゥイユです。常備菜にもなり、付け合せや、オムレツの中やパスタとあえたり。漬物類もお勧めです。塩をふるだけの浅漬けやピクルスなど。 一番大切なのは、自分の生活のスタイルにあった、買い物をしているのかということ。まとめ買いしすぎていませんか?もう一度見直してみてください。残ってしまうということは結果的に買いすぎているのです。

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料理研究家・料理教室主宰/岩本ゆき子

毎日何気なく頂いている食品は、農家や漁業の方々が、心を込めて私達にもたらしてくれるもの。 この気持ちを心のどこかにいつもとめておきませんか?原油高騰や地球環境の変化、そして農業、漁業の担い手の不足等、様々な食にまつわる環境がめまぐるしく変わっていく今日この頃。もっともっと食について真剣に考えませんか?今後10年後、100年後も美しい地球を残し、毎日の食事がおいしく頂けるために。 まず私達にできる事、食物を大切にそして無駄にしない事。なるべく国内の生産者を守る為に国産のものを購入する事。そしてそれを子供達に伝えていく事だと思います。
小さなことだけでいい。少しずつ一緒に始めましょう。

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料理家・菓子作家/小田川さなえ

「フードマイレージ」という言葉を知ったのは、何気なく目を通していた朝刊の紙面からだった。旅好きゆえ、マイレージという言葉に安易に反応した気持ちも、読み進めていくうちに驚愕に変わっていったのを今でも覚えている。我が国の食糧自給率の低さ、食物の輸送にかかる膨大なエネルギー、そして環境への問題・・・。日々、口にするものだからこそ、今すぐできることから始めていきたい。マイルではなく、メートル単位での食糧の調達を目指して。

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フードコーディネイター・管理栄養士/金高愛

日本の自給率は40%前後と他先進国よりもダントツで低いです。国土と農地の狭さが原因だと思いますが、今後各国からの輸入がストップした場合の食糧不足も危惧されます。この数字をすぐに回復するにはとても大変で時間がかかることだと思いますが、私が実践していることや考えていることは下記の通りです。

・なるべく高くても国産のものを使ってお料理する
 ”食品自給率=国内生産÷国内消費”国民一人ひとりが消費すると自給率が上がってきますよね!国内の農家さんの応援団と思えばちょっと高くてもつい買ってしまいます。更に無農薬や有機野菜だと皮も葉も全て食べれるので生ごみも減り無駄がなくなります。

・こまめに冷蔵庫をチェックして食材を管理する
 古くなりかけていた食材を集め、火をしっかり通す煮込み料理やスープを作ります。小分けして冷凍しておけば、忙しいときの食事や突然のお客様にも喜ばれます。ゆっくり時間が使える週末の休日料理をオススメしています!

・大量に作り過ぎない
多く作ってしまうと食べ切れなかったり、冷蔵庫の肥やしになってしまいます。冷凍できるものは大量に作っても、和え物やサラダなどは少量の食べ切りサイズで作るようにしています。

私が書いたことは当たり前のことですが、意識することと小さなことの積み重ねが自給率アップや食べ残しを減らすことにつながると思います。よりよい素敵な日本になりますように!

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料理研究家/川越直子

長年料理に関わってきましたが、ここ最近の環境や食料問題はかなり深刻です。お店に行けば何でも食べたい物が手に入る時代ですが、この先5年、10年・・食糧難の時代に少しずつ変化してく気がします。毎日の生活、食べれる事に感謝の気持ちを忘れず、これからの子供達の為に一人一人ができる事を身近な所から考えていきましょう。

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薬膳料理研究家/北山彩子

トウモロコシは髭まで食べる!
トウモロコシの髭にも体に嬉しい働きが!

トウモロコシは、薬膳からみる働きとしては、体の余分な水分を排出する働きがあるといわれています。その働きは、トウモロコシの「髭」部分にもあると言われ、湿気の多い季節やむくみやすい方に特にお勧めの食材です。 トウモロコシの髭は、とてもかたいので、細かいみじん切りにして、炒め物やスープやお茶に入れて食べて下さい。味に癖がないので、抵抗なく食べていただると思います。

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洋菓子研究家・教室主宰/木村幸子

お肉・お魚・食物など……その『命』をいただくことによって、私達は『生きる』ことが出来ます。 飽食の現代、悲しい事にその認識が薄れつつあるように思います。 1人1人がきちんと認識し直す事で、食べ残しや食材の無駄使いが大きく軽減されます。 今一度、食べられる事、生きていられる事に感謝の気持ちを持って、日々の食生活を見直してみませんか? 私達は今までも……そしてこれからも……『命をいただくことで、生かして頂いている』のですから……

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石窯料理研究家/ささき京美

店先に並んでいるキレイな食材だけが実りではなく、小さかったり大きすぎたり、形が悪かったり、少し虫食いがあったり……。様々な事情で流通しない食材もあったりします

それも、大きな意味での食べ残し。食材に合わせた調理法で、ほんのちょっとの工夫で美味しく食べられる方法はあるはず……。昔の人は、「もったいない」の気持ちで、日々”美味しく食べる”工夫をして来ました。「未来の昔の人」私達もこの辺で少し立ち止まり、今の日本を違う視線で見渡してみませんか?

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日本麺技能士・調理教員/佐藤弘高

平成18年の野菜自給率は79%、昭和44年から見るとマイナス20%減、輸入は約3800%増。自由貿易競争の恩恵を受ける反面安全性が低下、自己防衛策としては食品選定の目を養うことです。「安価だから」を「安全だから」へ少々見方を変えて考えれば、子供達の食育にもいい影響を与えられます。日本ではトレーサビリティシステムに第三者が介入する事でより信頼性の高いサイトが生まれています。きっと農家さんの思いが伝わる食材が見つかるはずです。

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料理家・フードコーディネーター/鈴木真帆

私はレシピを考えるとき、いつも冷蔵庫とにらめっこしています。あるもので何か作れないか、スーパーに買いに行かずに、美味しくて、残り物っぽくない料理が出来ないか。残り物でレシピを考えるということは、条件が制約されます。そのほうが、面白いレシピが出来たりするのです。自分でまずメニューを決め、そのために買い物をするというのもいいのですが、限られた食材の中で、いかに美味しいメニューを考えられるか・・・。これが実は、レシピ開発のよい訓練にもなるのです。とはいえ、料理教室をしているので、メニューに合わせてあらゆる食材を揃えざるを得ません。だからこそ、教室がひと段落すると、なるべく買い物に行かないモードになります。次の教室に備えて、冷蔵庫を軽くする必要があるのです。こうして一ヶ月サイクルで残りものを活用することが、私がやっているささやかなエコでしょうか。

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ベーキングインストラクター/永田かおり

お菓子を作ると、生クリームやフルーツが余ってしまうことってありますよね?そんな時私は……生クリームは、今の時期でしたら牛乳、杏仁霜、ゼラチンを入れあたため溶かし、しっかり冷やして杏仁豆腐を作ります。フルーツはレモンリキッドと一緒にフードプロセッサにかけ濾し、フルーツジュースにしてしまいます。 無理なく無駄なくお菓子作りを楽しみましょう!

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元気食プロデューサー・管理栄養士/二本木ゆうこ

メールマガジンを発行しているのですが、その中のレシピのコーナーは「材料使いきりレシピ・冷蔵庫の片隅に愛をこめて」というタイトルで毎号書いています。仕事柄お恥ずかしいのですが試作などが続くといつの間にか「もう食べるの無理」という状態の材料を冷蔵庫で見つけてしまうこともありました。そんな自戒も込めています。心がけていることは主に2つ。
1)「特売大量」は帰宅後すぐに下処理をする小分けして冷凍するなど買った勢いのあるうちに手がける。
2)冷蔵庫は常に腹6分目で在庫を把握。超えたら在庫一層メニューをおかずにする。「在庫一層メニュー」に知恵を使ううちナイスなアイデアが出ることもあるのでこの習慣続けています。

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フードコーディネター/福田淳子

自分の食べられる量を知ること。意外にいつも多めに作ってたり、買っていたり、頼んでいたり。「もう少し食べたいなー」というくらいにとどめた方が地球にも胃にもお財布にも優しかったりします。
1日3回ある食事のときに「これ本当に食べたい?」と自分の食欲と向きあうことも大事。
小さなことでもひとりひとりが意識することで大きな結果につながると思っています。

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イタリア料理研究家/ベリッシモ・フランチェスコ・喜広

毎年、世界で700万人の子供達が餓死している。
食べ残しを止めるのは当たり前のことです。
この子供たちを助けてください。

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イタリア料理家/星野佳代

イタリアの便利な家庭料理をご紹介します。イタリアには余った野菜の煮込みスープ「ミネストローネ」があります。ミネストローネにはルールはありません。何を入れてもOK。形が崩れるまで煮込むのがイタリア流です。この中に硬くなったパンを入れると、パンのスープ「リボリータ」になります。また、残ったトマトソースは小分けに冷凍して、カレーやスープに入れると、いつも違う味で楽しめますよ。お試し下さい。

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料理研究家/松村佳子

大阪の夏は蒸し暑い!まな板にキュウリをのせてトントンとリズムカルに刻む、もしくはスライサーでシュシュシュっとスライスする、塩をパッパッ!とふって、ひと混ぜして少しおいて、手のひらでキュッと絞る。“きゅうりもみ”です。 お酢と少しのお砂糖とおしょう油で味付れば“きゅうりのお酢のもの”の完成。 ほんの少しキュウリのはしっこを捨てるけれど全部食べる。おいしくて。

ロケのお弁当のキュウリのお酢のものはケミカルな甘さとぬる〜い温度。
残してしまう。捨ててしまう。

自分が住んでいる地の“一番身近な旬の素材を食べましょうよ!”
魚介やお肉もシンプルな調理法で。
素材の風味や香りを“おいしい”と感じるはず。

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シェフ・料理科学研究家/水島弘史

本来自然界のルールは「生きるために必要なものを採取して食す」です。我々もそのルールに戻らなければならないと考えます。まずは冷蔵庫の溜め込みをしないこと、保存や作り置きが結果として廃棄の一番の原因ではないでしょうか?「作る時間やお金がない」は食の意識の低さです。美味しいものを食べたければ買ってきた材料で作り立ての料理をいただくこと、そんな当たり前の事を日々実行することではないでしょうか!

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健康料理研究家/Miho.S.

私が教えている「陰陽調和料理」のコンセプトは、「身土不二」と「一物全体」。 「身土不二」とは、身体と土地は二つに切り離せない密接な関係であり、その土地でとれるものを頂くのが身体にとってよい。「一物全体」とは生命ある一つのもの全てをいただく、つまり、皮むきしたり、あく抜きしたりせず、米は精米せず、胚芽のついたもの、生命力のあるものを感謝していただく。日本人は、もともと米を作って食べていたので、食糧自給率が低下している現在、私たちの祖先が食べていたものを見直して、お米や雑穀、豆類など穀物を中心に旬の国産野菜や魚を、季節を感じながら感謝していただきましょう。

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料理研究家/宮川順子

いきなりですが、日本の食料危機は、皆さんが思っているより、もっと身近に、ずっと深刻に、メチャクチャシビアに、はるかに早く、最悪、数年後に迫っている事を知っていますか?

日本の農畜産家、漁業関係者の70%近くが65歳以上の高齢者で、原油高だけでなく世界的あらゆる資源の不足から、生産に必要なコストは倍、倍に高騰する中、値上がりで困っているのは、私達だけでなく生産者の皆さんも同じである事を考えなければなりません。生産者も私達と同じ生活者なのです。

生活できなければ、廃業者が増え、国産の生産物は激減します。世界的資源不足の中、外国がいつまでも食料を譲ってくれるはずはなく、大国の戦略通り、危険な食品を買わされることになります。

「安くて良い商品」には裏があります!「適正価格」を買い支えなければベールに包まれた危険な食品を食べるしか道がないのです。

生産者と消費者がきちんと生活を支えあい、守っていかなければ「美味しい幸せ」は手に入りません。 もっと賢く、本当に美味しくて栄養価のある食品を選び、守り、育てる為に納得できる食品なら、高くても頑張って買いましょう!!

もちろんそんな大切な食べ物を食べ残すなんてありえないでしょう?!

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家庭洋菓子研究家/宮代 眞弓

フードソムリエ一周年おめでとうございます。
海外研修の度に私は日本の食材を使って美味しいお菓子を作っていきたいという思いがありました。そんな時に出会ったのがこちらのフードソムリエ。
フードソムリエには、生産者、販売店、料理家、消費者の輪があること。参加させていただきながら少しずつ接点が出来てきました。サイトでは皆さんそれぞれの立場で消費者に喜んでもらえるように努力されている姿が伝わります。食料自給率向上のために大事なのは、それぞれの立場で協力する事。私もこの先もずっと美味しいお菓子とお料理の提案をしていきたいと思っております。

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(敬称略・五十音順)


※この記事は、2008年7月の取材に基づいて構成したものです。


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