プロ料理家364名によるプロのレシピ4756

特集「プロ愛用品名鑑」

File.7 バター「カルピス(株)特撰バター」

フランス料理の名店が代々受け継いできた、知る人ぞ知る日本の白いバター

元祖・乳酸菌飲料でおなじみのカルピス社が作る幻のバター。
一流シェフも絶賛するその味とは…

一流フランス料理店のシェフたちが愛用しているのが「カルピス(株)特撰バター」。「カルピス(株)特撰バター」の誕生時期は不明ですが、1963年(昭和38年)から業務用商品として販売されていました。高級レストランやホテルで使われるものの、流通量が少ないため、一般の家庭ではなかなか入手できず、"幻のバター"と呼ばれていました。そんな門外不出の味も、今は「特撰バター」の名称で、家庭用にも販売されています。本場の味に近く、シェフたちの間では、フランス料理の微妙な美味しさを出すための隠し味として受け継がれてきたそう。その特長は、とれたての生乳を思わせる白さと、コクのある上品な味わい、伸びのよさ。国産の良質な生乳を、搾りたてのうちに集荷し、乳脂肪を分離させた後、じっくり低温熟成させることで、芳醇な香りが生まれます。その後、丁寧に撹拌して練り込むと、コクのある滑らかで風味豊かなバターが生まれるのです。これらの工程を経てひとつひとつ丁寧に作られるバターは、通常のバターより高めの価格にも関わらず、その質の高さからファンに愛され続けています。

専門家の間で、特に使いやすいと評判なのが、食塩不使用タイプの「特撰バター」と「発酵バター」。乳本来の風味を大切にした「特撰バター」は、パイやバタークリーム、焼き菓子や、素材の持ち味を生かした料理に最適。また、欧州で昔から親しまれている「発酵バター」は、風味が強くすっきりとした後味なので、バターをたっぷり使ったタルトやヴィエノワズリー、クロワッサンづくりにぴったり。乳酸菌の力が、日本人好みのさわやかな香りとコクを生み出しています。作りたい料理や味の好みに合わせて、バターを使い分けてみると、いつものレシピも、また新しい発見があるかもしれませんね。

fin.


ブランド名鑑 File.7

カルピス株式会社
日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が発売されたのは、1919年(大正8年)7月7日の七夕。水玉のパッケージは、天の川をイメージしてデザインされています。創業者 三島海雲は、内モンゴルで遊牧民にすすめられた酸乳の健康効果に感銘をうけ、日本に帰国後、乳酸菌を生かした食品の開発に力を注ぎ、試行錯誤の結果、「カルピス」を考案しました。「カルピス」の名前の由来は、"カルシウム"と、仏教用語で五味の中でも最高の味とされる醍醐味を指すサンスクリット語"サルピル"を合わせたものです。カルピス株式会社は長年に渡り乳酸菌の研究を続けており、清涼飲料だけでなく、健康・機能性食品分野でも、さまざまな商品を発売しています。

写真


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まだあります! プロ愛用の「バター」

「バター」があったら、これ作ろ!

バックナンバー
File.1 塩「ゲランドの塩」
File.2 包丁「グローバルの包丁」
File.3 チーズ「白糠酪恵舎のモッツァレッラ」
File.4 ステンレス鍋「ジオ・プロダクトの鍋」
File.5 小麦粉「江別製粉の国産小麦粉」
File.6 ハンディブレンダー「ブラウンのマルチクイック プロフェッショナル」
File.7 バター「カルピスのカルピス(株)特撰バター」
File.8 香辛料「原了郭の黒七味」
File.9 醤油「鎌田醤油のだし醤油/減塩だし醤油」
File.10 おろし金「マイクロプレインのゼスターグレーター」
File.11 酢「飯尾醸造の富士酢」
File.12 油「九鬼産業の胡麻油」
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