プロ料理家364名によるプロのレシピ4756

特集「プロ愛用品名鑑」

File.2 包丁「グローバルの包丁」GLOBAL knives

プロの技を家庭に。日本が世界に誇る、ステンレス包丁

デザイン性と切れ味の良さから、プロだけでなく家庭でも愛用者が続出。
食材の口当たりが良く、鮮度が長く保たれる、魔法の切れ味の秘密とは……。

1983 年に吉田金属工業が発表した「GLOBAL」シリーズは、グッドデザイン賞はじめ数々のデザイン賞を受賞した包丁。その優れた機能美と使いやすさから、世界中の料理人や料理好きの間で絶大な人気を集めています。まず目を奪われるのが、刀身と柄が一体になった、シャープなデザイン。これは、ステンレスという素材が持つ、本来の色や形の美しさを追求した末に生まれた構造。継ぎ目がないので、雑菌が溜まりにくいという利点もあります。もうひとつの特徴は、ハマグリ型の刃先。緩やかな曲線の刃は、切れ味が鋭く刃離れもよいので、食材を痛めず、すっと軽い切れ味。「こんなに簡単にキレイに切れるの?」と感動するはず。これらの仕上げには、全部で30以上もの工程があるのですが、その大半が、機械ではなく熟練した職人の手作業によるものというのだから驚きです。

家庭用にまずは1本だけ包丁を購入するなら、おすすめは「文化包丁」。肉用、野菜用の両方に使え、背の部分で魚の鱗を取ることもできます。刃幅が広く、大きな食材を切るのに向いています。もうひとつの万能包丁「三徳」は、刃幅が均等で千切りやみじん切り等の細かな作業にぴったり。「牛刀」は、主に肉をスライスするため、細長く、他の2本に比べて少し刃渡りが長いのが特徴です。また、刃渡りが短い「ペティーナイフ」は、皮むきや面取り、飾り切りなどの細かい作業に使えるだけでなく、お子さまの料理練習にもぴったりです。

fin.


ブランド名鑑 File.1

GLOBAL(グローバル)/GLOBAL-PRO
1954 年に、新潟県燕三条地区の地場産業である洋食器メーカーとして創業した吉田金属工業(YOSHIKIN)が、テーブルナイフで培ったノウハウを活かして生み出したのが「GLOBAL」シリーズの包丁。家庭用・業務用と幅広く使え、簡易研ぎ機(シャープナー)にも対応している「GLOBAL」と、業務用に特化した本刃付けの「GLOBAL-PRO」がある。万が一サビや刃こぼれが生じた時には、有料で研ぎ直しに対応している。砥石を使った包丁の研ぎ方はこちら

写真


「グローバルの包丁」を購入する


まだあります! プロ愛用の「包丁」

「包丁」があったら、これ作ろ!

バックナンバー
File.1 塩「ゲランドの塩」
File.2 包丁「グローバルの包丁」
File.3 チーズ「白糠酪恵舎のモッツァレッラ」
File.4 ステンレス鍋「ジオ・プロダクトの鍋」
File.5 小麦粉「江別製粉の国産小麦粉」
File.6 ハンディブレンダー「ブラウンのマルチクイック プロフェッショナル」
File.7 バター「カルピスのカルピス(株)特撰バター」
File.8 香辛料「原了郭の黒七味」
File.9 醤油「鎌田醤油のだし醤油/減塩だし醤油」
File.10 おろし金「マイクロプレインのゼスターグレーター」
File.11 酢「飯尾醸造の富士酢」
File.12 油「九鬼産業の胡麻油」
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