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二十四節気<霜降>

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 ↑赤く熟した柿を照り柿と呼び、日を浴びて輝く柿のその色も照り柿といいます。



朝晩はすっと手先が冷たく、
お風呂につかる時も、じわっと湯の熱さを感じるようになりましたね。
もう冬は直ぐそこ。今日は秋の最後の暦である「霜降(そうこう)」です。
「霜が降りる」と字の如く そういう季節になりました。


つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也(暦便覧)


既に北からは紅葉前線が 山々を紅へと染めています。
東京の銀杏も葉の先がうっすらと黄色く変化し始めました。
これは秋の女神「竜田姫」の仕業でしょうか??(笑)
落葉樹は寒さから自分の身を守るために、葉に栄養分を送るのを辞めてしまうため、
葉緑素がなくなり、黄色や赤い色素が浮き立つため 紅葉は起こります。

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 ↑芙蓉の種
この霜降の間に北から吹く強い風を 『木枯らし』と呼びます。
ずんずんと迫り来る冬に備え しっかりと支度をしなければ。。。


野菜も寒さが深まると共に、冬型野菜へと移行しています。
ほうれん草やブロッコリー、カリフラワーなど冬野菜の代表が
随分とおいしくなってきています。
大根やカブも日増しに糖度をましています。
野菜も木々と同じように、葉を枯らし、糖度を上げて身を守ります。
だから私たちが頂くと 甘くおいしく感じられるんですね。
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 ↑冬の間ずっと咲き続ける御会式桜が咲き始めました。

今日から北海道へ畑を見に行って参ります。
どんな野菜、そして作り手と出会えるか楽しみです。
美味しい情報持って帰りますね!

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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。2009年八百屋瑞花オープンさせる。

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