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きのこ(シメジ)



朝夕の涼しさ、虫の声、いわし雲。
9月に入ったとたん、ストンと秋になってしまったようです。


その証拠に今年はきのこがとても早く良くなってきています。


先日、築地市場内を見てきましたが、
既に 岩手から来る松茸が並んでいました。
場内には松茸のコーナーが作られ、大きさ、形、質で値が付けられます。
この仕分けをしているプロは 松茸を持っただけで、
中に虫がいるか、空洞になっていないか等を識別できるそうです!!
松茸は、まだまだ 1Kg 10数万円という高値で、とても手はでません。




そこで、庶民は しめじ!
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まずはきのこの生態から。
植物や動物の遺体を分解し、栄養を摂取する菌類の内、
胞子をつくる器官を形成するものの総称です。
梅雨と秋に盛りを迎えます。
世界にはなんと1万種!日本では3000種類ほどが確認されているとか。
そのうち、好んで食べられるのは80~100種ですが、
何種類のきのこ ご存知ですか??
シメジ、椎茸、エリンギ、えのき、マッシュルーム、ほうきだけ、香茸・・・
西洋ではモリーユ、ポルチーニ・・・トリュフも きのこ類ですね。

「香り松茸、味 シメジ」といわれるほど、美味しいシメジですが、
本シメジは栽培が難しいため、天然物です。
いわゆる日々 口にしているシメジは「ブナシメジ」です。

築地御厨で扱うシメジはジャンボシメジ!
全長8センチ、傘の大きさは3.5センチはある大物です。
雪解けの天然水で栽培されているからか、味わい深くいです。
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ミクリヤ仲間では、これを乾燥させ、干椎茸ならぬ、
干シメジにして、良い出汁がでるので、楽しんでいます。

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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。MIIKU(日本味覚育成協会)GM。

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