プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

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汚れるのが恐い!?-床材を選ぶ

キッチンは、どんなに気にしても汚れるものです。
だからこそ、掃除しやすいものということでビニール系のシートや膜が強い複合フローリングを選ぶ方が多いと思います。でも....、結局だんだん薄汚れていって、年々みすぼらしくなるのが憂鬱。床を張り替える工事はなかなか大掛かりで、そうそう出来る事ではありません。
汚れることから逃げることはできないのだから!
私達はいつも、汚れていっても嫌にならない=味が出る材料、を選ぶべきだと考えています。
これって汚れない!ものでない、というところがポイント。

汚れることをポジティブに捉えてみると、
使うことが恐くなくなります。

写真1

料理しながらメンテナンス!?

私たちが手がけるキッチンで、最も登場するのが実は無垢材です。木は油分を必要としますからメンテナンスにオリーブオイルを塗ることもあります。そう考えたら、炒め物で空気中に拡散しているであろう油だって気になりませんよね ^^

写真2

土間キッチン

それはちょっと、とどうしても抵抗ある方は固くて水拭きできるものをオススメします。タイル、そして最近よくヘルメッツラボの家で登場する素材がコンクリートやモルタルの床。写真の家では、庭の家庭菜園から泥付き野菜を気兼ねなくキッチンまで持って来れるように、
コンクリート土間にキッチンがあります。昔の民家のような暮らしスタイルは、きっとこれからもっと増えてくる気配です。ただこの床、落とした器はほぼ100%割れるので覚悟が必要。

ま、割れても掃除しやすいですから安心...でしょうか。

写真3

マットは逆効果!

写真

床材が汚れてしまう!とマットを敷いては逆効果、マットの部分だけくっきり色が変わって返って目立ってしまいます。"まんべんなく"汚れさせることが、床をいい味に育てるコツです。汚れないようにするには、油分補給して表面をカバーしてあげるのが一番です。無垢材であれば自然系オイルやワックス、複合フローリングでもワックス等をこまめにしてあげると汚れが付着しずらくなります。家庭電話機のカバーがなくなったように!キッチンマットも、数年後には絶滅しているかもしれませんよ。
by オオカワ ミエコ

講師紹介

一級建築士・大川美枝子
(株)オオカワ建築設計室/代表、建築家。住宅を中心に、店舗、ワンルームリノベーション、家具の設計を行うほか、生活用品、家づくりセミナー、イベントの企画も得意とする。夫は日本橋の料理人。ビールで癒される日々を綴るブログが好評:http://omie.exblog.jp/
オオカワ建築設計室
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