プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

料理上手はモテ上手!ハートをつかむ男子料理

  • 鏡リュウジ Profile
    占星術研究家・翻訳家。とくに占星術、占いにたいしての心理学的アプローチを日本に紹介、幅広い層から圧倒的な支持を受け、従来の『占い』のイメージを一新する。雑誌、テレビ、ラジオなど多数のメデイアで活躍中。 鏡リュウジ公式サイト(http://www.ryuji.tv/
  • 藤田承紀 Profile
    ダンサーとして、舞台、CM、インストラクター、振り付け師として活動する中、趣味であった料理が評判を呼ぶ。2009年イタリアに渡り、二つ星レストラン『IL PELLICANO』で新しいイタリア料理を、ローマの老舗『AL CEPPO』でトラディショナルなイタリア料理を学ぶ。『食卓に笑顔を』をテーマに、一手間加えて、安心でおいしいプロの料理のコツをお伝えします。藤田承紀公式サイト(http://fujitayoshiki.com/

男子の腕の見せどころ。大胆アツアツオーブン料理

真鯛の塩釜焼き

今回のテーマは「オーブン料理」!!

 

「オーブン」というと少し面倒なイメージがついてしまいがちですが、使ってみると意外と簡単で、美味しく豪華に演出できる、便利なアイテムです。

 

今回は、素材を入れて焼き上げるだけではなく、一手間かけて豪快に焼き上げる「真鯛の塩釜焼き」をご紹介します。

 

「塩釜焼き」というと、通常では岩塩をたっぷり使用しますが、日本では岩塩は高価なので、泡立てた卵白に粗塩を混ぜて代用します。

 

それでも見た目はとっても豪華なので、焼きあがったまま食卓に運んで目の前で切り分ければ、盛り上がる事間違いなしです!

 

めでたいお正月料理としてもぴったりですので、ぜひマスターしてください!

真鯛の塩釜焼き
材料(2人分)
真鯛 一匹(約700g)
粗塩 1/2カップ
卵白 4個分
にんにく 2片
タイム  2枝
ローズマリー 1枝
作り方
  • (1)真鯛のうろこと内臓を取り、お腹部分に潰したにんにく1片とタイムを枝ごと詰める。
  • (2)卵白をしっかり泡立て、みじん切りにしたローズマリーと塩を加え、さっくり混ぜ合わせる。
  • (3)オーブンシートをひいた天板に、2を薄くひく。
  • (4)3の上に真鯛をのせ、上面ににんにくスライスをのせ、残りの2で包む。
  • (5)200度のオーブンで30分~35分焼く。(写真のネギは分量外)
ポイント

・500gくらいの小さな魚なら25分、1kg以上なら40分くらい焼いてください。
・できあがりは、金串を刺して唇にあて、熱ければOK。
・お好みで、野菜を一緒に焼いても良い。

鏡リュウジのハートをつかむエピソード

きましたね、ついに男子料理的な本命が。
塩釜焼き。
これはダイナミックで見た目も豪華なので
カノジョを喜ばせるのにもってこいのメイン一品。

実はぼくもときどきやっています。
固まった塩を小槌とか包丁の背で割るときのにぎやいだ感じといえば
ほんと、ほかには代えがたいものがあります。


象徴的な視点からすると、これはまさに
豊饒、豊かさの極地のようなものです。
かつては塩は本当に貴重なものでした。
「敵に塩を送る」なんて言葉もあるくらいですしね。
これを惜しげもなく使ったこの料理は
まさに豊かさを象徴します。


また尾頭つきの魚は伝統的に
「最初から最後まで」ということを意味します。
魚そのものは、これまでも何度もお話ししたように豊饒の象徴。
二人の明るい未来を招くものとしてまさに
ぴったり。


あ、そうそう、この一品、塩釜を割るときにけっこう
塩が散らかります。
そのあとのお掃除まできっちりとやるのが
オトコの役割です。

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