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農業経営 アーカイブ

2008年02月03日

中国製の餃子が問題なのか?それとも・・・

”中国製の冷凍餃子から高濃度の残留農薬が検出!
”全国で下痢や腹痛の症状”
”十勝でも健康被害の届出4件”

今回の中国製冷凍ギョーザの殺虫剤中毒事件、大変な問題ですね。
日本人の中にある安価で手軽な冷食、輸入冷食の約6割をもしめるのが中国産。
原因追求、真相解明はもちろんですが、この圧倒的な輸入量を考えなおす良い機会では
ないかと思います。

 ”なにが本当にヤバイのか?”
残留農薬はもちろんだが、海外農産物に依存し続け、平穏にくらしている日本の現状が
ヤバイのでは?っと思ってまう。国内自給率39%の先進国でも最低レベルの位置にあり、
かたや3割もの食材を廃棄し、危機感のない贅沢な食卓事情が物語る、
ちょっとした異国の農産加工物で動揺してしまう日本はどうなっているのだろうと思ってしまう。

 そこで ”原産地表示の義務つけ”は絶対、絶対、早急、早急に国にやってほしい。
というより、メーカーが胸を張ってラベルに入れてほしいと思う。
 日本のすさみつつある農業現場を維持回復するためにも、消費者の認識が必要だから。

 ”選択できる時代へ””選ばれる農業へ”することが国の食のレベルアップじゃないかな。


日付2008-02-03 16:12:11の形式が正しくありません。日付は YYYY-MM-DD HH: MM: SS の形式で設定してください。

2008年03月01日

あと32回!!!

あと32回!!!

農業経営の一線から退く年まで・・・。

65歳で引退となると、残りの回数は32年。

短い・・・あまりにも、十勝で一年一作とすると、これしか農業にトライできないわけか・・・

とシーズンはじめに思った。

”何ができるのか”と”何をしたいのか”の区別をつけ、”何が求められているのか”を

食べていただける人に聞いてみよう!それを見つけ、追い続けるのが今年の目標です。

”顔のみえる生産と消費へ”そういうサークルができれば最高です。

2008年04月10日

JGAP認証、いただきました!

 GAP(Good Agricultural Practice)って聞いたことあります?ないですよね。

 直訳では”よい 農業の やり方”で、通称”農業生産工程管理手法”というものです。

 だから何?ということですが、
農業者自らが、1)農作業の点検項目を決定
                 ↓
         2)点検項目に従い農作業を行い、記録
                 ↓
         3)記録を点検・評価し、改善点を見出す
                 ↓
         4)次回の作付けに活用する

という一連の「農業生産工程の管理手法」(プロセスチェック手法)のことです。

生産管理農産物の安全確保だけでなく、環境保全、農産物の品質の向上、労働安全の確保等に有効で、農家個々の生産状況に応じて取り組むことで、自らの経営の改善・効率化の現実につながるものです!

 企業でもよくISO(国際的な基準規格)だとか、HACCP(ハサップ)、製造工程ごとにチェックすることで、全体の安全性を高め食品の衛生管理のチェックやリスクの検討をしていますよね。GAPはその農業版!日本の政府もGAPの普及に力を入れ始めています。

 今回認証を受けたのは、ISO認定などを主に行っている第三者認定機関から”JGAP 穀物 認証”をいただきました!パチパチ。大手スーパーのイオンやIYグループなどでも、独自のGAP基準があり、安全性のチェックをすませた農産物が店頭に並んでいます。

 ”農産物の安全”は必ず”安心”の前に来なければなりません。だから”安全・安心”で、”安心・安全”の順にはならないと思います。

 中国の農薬餃子問題はどこか?10000倍の高濃度検出か?問題が長引いているのは”誰が、いつ、どこで、混入させたのか”の一点です。”原因がわからない、どのロットからどこまでが、疑わしいのかわからない”ことが消費者不安をあおっています。これは悪意のある極端な例ですけど、生産工程の中での危険性を見つけ、なくすのが重要ですよね。

 私は別の視点からも、このGAPを活用できないかと思っています。
 農作業日誌のほかに、去年から畑ごとの管理日誌をつけてきました。すると面白いことがわかりました。小麦(特にホクシン)のタンパク数値が畑によって上下2~3%のバラツキがあるのです!
 畑(土)によって、また、管理や天気によって顔(品質)の違いがある。=自然の中の当然の結果?とも言えますが、小麦の用途は多種多様です。生産管理工程や日々の日誌を振り返ることで、消費者やユーザーの使いたいタンパクなどの成分が、どの畑でどう肥培管理すればいいのか?農産物の安全はもちろんですが、それにも活かすことができればより深く農産物を理解しできるし、オーダーメイドでピンポイントに小麦をお届けできるのでは?!と夢を描きつつ、まづは実際にワンステップふみだしてみました。

 認定証は、より良い生産現場、農産物、人の関係を継続していきなさいという証書のように感じています。

 というとで、お使いの粉の成分や欲しい成分数値がお分かりの方は是非教えてください!!!また何の料理に使うのかも。よろしくお願いします。
 なお、麦の民間流通(政府が買う場合)段階では、一定の検査基準があって、タンパク、灰分、容積重、フォーリングナンバーに分けられ、例えば、ホクシンのタンパク許容値は8.5%~12.5%、主にパン用・中華メン用途の”春よ恋””キタノカオリ”の許容値は10.0%~15.5%となっています。
 

2008年09月17日

ルスツ村のファーマーズマーケット

先日、家族でルスツ村という、洞爺湖サミットの近くのテーマパークに小旅行をしました。たまには、家族サービスもしなければならい理由もいくつかあったりして・・・・。

”ルスツ高原”と聞けば、大抵北海道のかたなら、夏は遊園地、冬はスキーリゾートとピンっとくるのですが、夏と言うかスキー以外で行くのは初めて。車で大体、4時間半はかかったでしょうか。途中寄り道もいくつかしたりして、ブラリ旅でした。

途中の大滝村は、きのこで有名だそうで、確かに名物のキノコ汁は、”これでもか~!!”というくらいキノコ三昧。その後、支笏湖畔をドライブしながら、ルスツ村の道の駅に寄りました。ここのファーマーズマーケット、大盛況です。旬の野菜はもちろん、辛し大根、ヤーコン、百合根だとか珍しいものが、超新鮮で、しかも安い!
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札幌から2時間くらいということもあるせいか、お客さんがドカドカっ入る感じでした。同じ北海道人といえども、皆が新鮮な作物を食べているわけでないよなって改めて感じました。農家としても、自分の作物を手にとってもらえるという”やりがい”半端でないでしょう!

その後、真狩村と京極町の湧水を頂戴しにいきました。”蝦夷富士”とも称される羊蹄山。
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この山が創り出す水を求めて大勢の人がやってくるようです。皆、ポリタンクや”〇五郎”””ビッ〇マン!とか書かれた焼酎の空き容器を持ってきては、水を汲んでいます。
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実際、美味しい、ものすごく透き通った、さわやかなで滑らかな味!!!さらに持ち帰ってインスタントコーヒーで飲んでみましたが、本物の煎りだしのコーヒーのような感じ。水の違いでこんだけ違うのかと、自然の力の強さを感じました。

途中、有名なレストランやパン屋さんにも寄ってみたり、家族より自分が一番リフレッシュしてしまった感が・・・ヤバイ、また嫁さんに説教されそう。なんのために、家族旅行なのか?!

2008年12月17日

フードソムリエ in 雑穀屋

12月17日、午後からお世話になっている雑穀店”株式会社ヤマチュウ”にて、”豆類の栽培の勉強会” &”顔の見える生産者・消費者”と題して、これまたお世話になっている”フードソムリエ”でおなじみの北村さんの講演会がありました。

 ”ヤマチュウ”と聞けば=”豆”となるのですが、ここの会社の取り組み素晴らしいです。
はっきりいって、”顔の見える生産者”の取り組みの先駆者的な雑穀業者さんです。生産者限定や栽培にこだわった品揃え、それに亜鉛などの含量が基準よりも高い機能性大豆の販売など、毎年、有名な和菓子メーカーの方や新進気鋭の洋菓子メーカーの方などを圃場や、農場に寄っていただいています。
きっと、”生産者限定って誰やねん?””どうやってつくられてる””今年の豆はどんな感じなのか?”気になるところを生産者・流通・製造・販売業者含め、やっていきましょうという姿勢がここの強みなんだと思っています。
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うちの大納言も入ってますよ~。どこ行くんでしょ?

 それで豆の講習会ですが、十勝は豆どころということもあり、新品種、肥培管理、病害虫、さらには食味性のお話を十勝農業試験場の豆類担当の研究員より説明がありました。小豆(エリモ・キタノオトメ・シュマリ・キタロマン)、白小豆キタホタル、インゲン(絹手亡)、金時(福良、大正、福勝)とかの肥培管理、収穫適期の見分け方、品種別の気温による生育の変化を聞いたあと・・・試食会となりました。生産者自ら違いを感じることも重要ですよね。
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上記は特別に業者さんにつくってもらったという、おはぎ三種。左から”きたろまん””きたほたる””エリモショウズ”で、”エリモ”と”きたろまん”との比較では、皮の柔らかさや食感でいうとエリモ優勢。キタロマンの豆の風味もなかなか良いですよ~。”北海道産”とうたっていても品種までは限定されていないことがあるかもしれません。でもやっぱ、美味いは新物十勝産の豆は!

 それから”フードソムリエ”北村さんが、農家のおっちゃんたち前に講演したんですね~パチパチ。消費者は生の現場情報を欲しがっています!しかしながらこれだけ”食”の話題があるのに、自給率を知らなかったり多くの農産物が廃棄されたりと、その一環で”食べ残し0キャンペーン”を行ないました~と農業に可能性は十分あるし、やってもらわないと困ります!元気をもらえる素晴らしい講演でした。
もっと”理想のブラジャーの話?!”が聞いたかった人もいるかも(オラ含め)。
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お疲れ様でした~~!!!

2009年01月03日

一粒万倍!

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

皆様にとって、幸多い年になりますように。
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金の米籾。元旦にいった地元の神社のおみくじについていたものです。珍しいのかどうかはわかりませんが、ここの神社のおみくじには恒例で、金(24GPK)でできた縁起物が入っています。打出の小槌、箒とか。今年は”米粒”が入っていました。

注釈を読むとなになに・・・
”一粒万倍(いちりゅうまんばい)”
わずかなことから大きな利益が得られるたとえ。
わずかなものでも粗末にしてはいけないこと。
他に
仏教では、1つの善根から多くの報いを得るとの意もあるそうです。

確かに自然界では、一粒の種から、その万倍の粒が収穫できることになりますね。作物も雑草も。
ん~なんだか良い予感のような、気を引き締めなさいと同時に言われているような。

今年も豊穣の秋の一粒万倍を目指して、一粒入魂します。

よろしくお願いします。

2009年01月09日

営農計画その一”復習”

農閑期は私にとっては貴重なインターバル。というよりこの時期の過ごし方のほうがむしろ大切なのかもしれない。畑にでれば、やること、やれることはかぎられているからだ。時間は一日24時間。

来期、3月からのビートの苗つくりをしだすまで、今年の計画を練り練りしています。それには過去のデータが必要なわけで、日誌や畑毎の作業野帳をパソコンで集計したりしていると、”そうだっ!あの時こうしようと思ってたんだわ!””ここで、機械壊れて作業はとまるし、ウン十万も修理代かかったよな~”とかよい事もわるいことも思い出すんです。でも全ては事実。

どうしたらもっと作物にとってよい土になるのか?毎年一年生のような気分になってしまうこともあります。作業にも無理・無駄があったり、土壌診断の表をみたり、PCのデータをみたりして、一人唸ってしまうのです。

 私は一次産業の欠点は、”伝承”にあるんだと思います。家族経営がほとんどですので、父から息子の代まで少なくとも20~30歳くらいは離れています。農業は同じ形態なら一年に一回しかできません。特に厳寒期のある北海道では。だから”親父を抜く!”なんていうのはそうそう簡単なわけにいきません。かたや何十年の経験・感覚のあるベテランですから。

 だから大方の数値を把握する必要性があると思っています。自然相手の中、科学の力は絶対ではないですけどデータが蓄積されることで、その土地や人独自の”伝承”のスムーズ化が図れるのじゃないかと信じながらやっています。日本の農家の6割が65歳以上ともなると、早くそういったベテランや匠の技を伝えないと、”来るべき時に動けない日本の農業”の可能性だってあると思うのです。
ちっちゃいところというより、まづ自分の畑からどんな畑でできた(土壌分析表)のか、どんな風につくったのか(生産履歴)、どんな味がしたのか(消費者の意見)、特に最後の”どんな味がするのか、どう調理されたのか、誰が食べたのか?”なんてわかったら、やりがいありますよ!!!

”次に農家をやろうと思う世代にできればスムーズに繋いでいく”
決してマニュアルつくりじゃなく、”食料を生産する”って考えると”今日あって、明日ない”では済まされない問題ですから。

皆さん、どう思うのでしょうか?

2009年07月28日

329%!!!!!

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でました~329%!なにが?ってGDP(ジャイアント・ドシャブリ・パーセンテージ)ですよ!
こんなに雨降ってたんですね。どうりで畑が乾かないわけだわ。

昨日27日も激しい落雷に雨がふりました。
全道的にみても、降水量は多いのですが、平均値でみると当農場のある十勝の本別町は平年降水量(7月1~27日)だと、例年の3倍ですよ、3倍。なにか、スーパーとかのポイント還元率のように勘違いしてしまいそうですが、畑をみれば3倍の意味はわかる。畑作業の異常な少なさからもわかります。

気象台では、”本州の梅雨前線が北海道付近までたびたび北上”とありますので、本州の豪雨も関係ありとすると、温暖化の影響なのかどうなのか、北海道に平気で梅雨がくる日が近いのかもしれません。まだ、畑一面が冠水して作物が全てダメになったわけではないけれども、今年ほど天気の怖さを感じる年は初めてです。”7月にこれほどの多雨は近年、印象にない”気象台発表。そのとおりです。

しかも、”8月も曇りがち・・・”とサブタイトルまで!!!

小麦収穫寸前です。なんとか頑張っていきましょう。

2009年09月01日

ISOマネジメント

9月になりましたね~。早い、早すぎです一年。
もうあと20日もしたら秋小麦の種まきシーズンですよ。
雨も降りすぎ、台風の影響は風でなく雨です。
十勝はすでに秋風のような感じ。朝晩冷えますし、日中も暑いとは言えない天気がつづいています。
”今後の天候回復を祈って・・・”と今年何度そう思い、何度新聞等の記事であがったことでしょう。
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さて、ISOマネジメントというマニアックな雑誌があるのご存じでしょうか?
”知らない””知らない””知らない”という返事ありがとうございます。
私もしりませんでしたが、かなり真面目な雑誌で、キャッチには”企業経営を強化する実務マガジン”ということだそうです。

その9月号はアグリビジネスについての特集が組まれ、当農場の取り組みを掲載していただきました。
取組といっても大それたことはしていないのですが、今年の”ベーカリーキャンプ”や”はるきらり”による行政との連携事業、”春よ恋”を地ビールにしてもらうなどの事業連携等が書いてあります。

ISOというとかなりきっちりしていて、なんだかがんじがらめのような気もしますが、潜在的なさまざまなリスクを考えた行為を書面にて残しておくというのが基本的な姿勢なんだろうと感じました。

以前、ある講習会で”農業は食品産業だ!”と当たり前のことを言われましたが、その時”ハッ”としたのも事実です。現場は時に泥まみれ、時に糞まみれ、草まみれ。農薬や肥料の管理などあたり前の管理はしなければ食品産業の一部とはいえないですよね。
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とにかく、3ページにわたりいろいろ書いていただきました。
興味のあるかたは、読んでみてください。
さて、どこで売ってるんだろう?こういう本は?

2009年11月20日

Workhorse Maintenance

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うちのワークホースたち。シーズンも終わり(まだまだ畑でやりたいことはあるけど、雨でぬかるみ・・・)来年に向けて、リフレッシュです。機械たちがなければ、今の農業は成り立ちません。人海戦術になるとき(今年なんか特に)もありますが、機械たちのおかげで生産量が上がっているのは間違いないところです。

自動車の修理も結構な金額になりますが、農作業機械というニッチマーケットの商品というのはそれそれは高額で、ちょっと直しただけでもO万、OO万円もかかることがしょっちゅうなんです。

エレメントフィルター(オイル・燃料等の濾過装置)なんかも、O万円くらいするものもあって、消耗品なのに・・・と思うこともしばしば。でも、シーズン一緒に泥だらけになって戦ってきたんですもの。そのくらいのご褒美というようり、リフレッシュはさせてあげたいというのも本音。”機械は動いているときしか、壊れない”という名言(父)があるように、肝心かなめのシーズン中にダウンされては困るんです。人間も作物も。

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今年、雨の中でも大活躍だったコンバインの”ロクロク”もオイルやらグリスやら脱落していたボルトやら、石を飲み込んで、ひん曲がった鉄棒やら自分たちのわかる範囲で点検、修理。今年一番こまったのは、セルモーター(エンジンをかける火花を散らす装置)がウンともスンとも言わないことが時々おこる。電気系統のトラブルらしいのだけど、電気は目に見えないのでどこで切れてるかわからず、毎回”今日はご機嫌いかがですか?”とロクロクに聞いて、切羽詰まっているときは”カカレ~バッキャロウ~!!”と気合を入れさすのです。ディラーマンでも電気系統は弱いところがあって、今回デンソー屋さんで解決。消耗と埃とでスイッチの信号がいってるとかいってないとかの原因がわかり部品を交換しました。

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これはクレーンのついたトラック。穀物を運んだり、小さなトラクターや作業機やら肥料を運んだり、さまざまな場面で貢献するすぐれもの。フォークリフトも倉庫の中では大活躍するんです。

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それからこれまた、農家の畑で活躍してくれるスプレヤー(農薬散布機械)。農薬の成分もそうですし、もともと水を浴びてしまうので、塗装(もともと錆びづらい焼付塗装やステンレスなどが使用されている)がはがれてしまい、鉄部の劣化につながるため、さび止めや色塗りをしてあげたりします。正直、素人だからこればまた難しい~~~。

来年もいっしょに頑張ろうぜ、オゥ!!(って機械たちが言ってる気がする・・・)。

2010年01月02日

寒中お見舞い申し上げます。

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寒中お見舞い申し上げます。
皆さま、今年もよろしくお願い申し上げます。

”あなたのキッチンから広がる麦畑”を拝読の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
大変、更新が遅れ、マイペースすぎる毎日を反省しております。

さて、このブログでは、その年の気候の傾向や当農場、前田農産の取組をお伝えし、最後に消費者の皆様が今食べる食事は、どこかの農家の人が作り、それを加工し、流通させ、販売する人がいるという当たり前の流れの根の部分をお知らせしています。

昨年も沢山のコメントや応援のメッセージをいただきまして誠にありがとうございます。本年もできる限り、無理なく楽しく明るくやっていこうと思いますので、益々よろしくお願い申し上げます。

皆さまにおかれましては、時にドキドキしながら、時に”へ~そうなんだ~”、”やっぱ全てがうまくいくわけないよな”、”農業って面白そうだな”と畑という現場を通じて、”農の苦農と楽農”を知っていただければと2年間(途中何度も更新してませんが・・・)やってまいりました。

昨年は昨年の6月からの断続的な雨、降水量も3倍以上のものがあり、特に十勝の東北部にあたる町村では大きな畑の被害がありました。きっと記憶に残る、残さなきゃならない教訓にもなった年です。よく、年間の平均降水量はならすと、そんなに変わらないので、農家のおやじさん方は、冬場に雪がほとんど降らないじゃないかと秋口に心配していましたが、例年にないハイペースで雪は積もり、畑には約50cm近くの雪が積もり、新年を迎えることになりました。正直、いつにない回数の除雪をしている気がします。
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上記写真のように、畑は真っ白けっけでして、1月に入って、マイナス25度を記録する日もあり、正に冬本番です。よく先人たちはこの地に、”そうだっ北海道に移住しよう!”なんて思ったものだなと鼻水たらしながら、倉庫で仕事していると感じたりします。

この地を原野から鍬入れして、掘っ立て小屋のような住処で始めた100年以上前。
毎日がサバイバルで、生きることに必死だったと思います。それからまた100年。
なにもかにもが便利な時代ですが、一日一日を大切にこの一年を前に向かって進むこと、畑を耕し続けることが私のミッションなんだと思っています。

トップ写真は新品種”ゆめちから”の越冬模様です。
”ウッ~~サブい!”と聞こえそうですが、雪下でジッと身構えて春を迎えようとしています。また、雪があったほうがお布団がわりのように、越冬しやすいのです。

昨年は小麦を愛する人々や会社の方たちと、小麦の可能性を見出す粉ラボがたくさんできました。素敵な出来事の連続でした。今年もやります。やりましょう!

遅れましたが今年も始まり、始まり~です。
ちなみに、正月は神社で大吉を数年ぶりに引当て、やった~!と思ったら、先日は”カールおじさん”発掘?!しました~パチパチっ。今年もいいことあるかも・・・。
よろしくお願いします。
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2010年01月25日

マルシェ・ジャポン・プロジェクトって何?

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マルシェ・ジャポンって聞いたことあるでしょうか?

農水省が生産者と消費者の結びつきをつくる事業が昨年度より発足。全国各地でファーマーズマケットを開催しています。
大都会の真ん中で、自分の商品を売れるなんて素敵な企画だと思い、早速現地にむかってみました。

トップ写真は東京、青山の国連大学前会場の写真。確かに人はいます、います。さすが東京。出展者もこの時期だと、限られてくるようで、野菜や果物も思っていたよりもでていませんでしたが、加工品も多くあるのだなと思いました。

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こちらは六本木のアークヒルズの中の会場。テレ朝、サントリーホール、ANAインターナショナルと周辺には、高級感漂うコンクリートジャングル?に囲まれ、尻ごみしてしまいそうな感じを受けました。

今回いった2会場は、人の目にふれることは間違いないのですが、生活圏からちょっと離れた感じがしていました。ちょうど歩行者天国のような雰囲気で、熱気ムンムンの農産物市場とは違う感じもしましが、せっかくチャンスなので、当農場も出店しようと計画しています。

詳細は次回へつづく・・・。
”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ”がタイトル。

2010年01月26日

1月31日、横浜センター南に出店決定!

”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ!”がついに実現しそうです。

マルシェ・ジャポン事業にのって、当農場も小麦(粉)を販売させていただきます。

まずは、日時から
日時: H22年1月31日(日)10:00~16:00(日没終了)
会場: パルスポットセンター南住所:
    神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央6
アクセス情報: 横浜市営地下鉄「センター南駅」1番出口すぐ

詳しくは、横浜会場のHPをみてください⇒ポチっ

出品内容ですが、もちろん全て当農場の昨年収穫の新小麦粉たち。
ラインナップを紹介しましょう!

1.ホクシン(お菓子・うどん用):お菓子では、しっとりなめらか、食べ応えのある食感。来年度で”きたほなみ”にバトンタッチして、生産は極稀になる小麦。

2.きたほなみ(NEW!)(お菓子・うどん用):今回が販売初登場です!上記”ホクシン”の後継者。これから”北海道産小麦”と名のつく商品はほぼこの小麦になります。まだまだ未知数。他パ用小麦と一緒に混ぜて、もっちり感+サクみ感を味わってください。

3.キタノカオリ(パン・ピザ用):黄色素を含むクリーミーな粉色が特徴。パン通にはやみつきになる奥深さがある。それは栽培のしづらさに影響してるのでは・・・。本年度、収穫苦労度No1?の小麦を是非!

4.春よ恋(パン・ピザ用):やっぱり人気No1のパン用小麦。中はもっちもち、外はぱりっと香ばしく。”はるきらり”との食べ比べも面白いですよ~。

5.はるきらり(NEW!)(パン用):春よ恋の弟子?後継者?位置づけは定かではないですけど、こちらも、もっちりとしたパン用小麦の新品種。まだまだ普及段階ですけど、今回は特別に用意させていただきました~。当農場でも普及の気持ちを込めて、たびたび”はるきらり”レポートしています。

6.石臼全粒粉(各種200g):今だけ、ここだけの石臼挽き全粒粉も用意しました~。小麦の味、ガツンっとした風味、パン用粉に1~2割お好みで混ぜることで、HBのパンにもより深みがでること間違いなしです。食物繊維・ミネラルは普通小麦の何倍も含んでます。

いづれも、数量限定です。HBをお持ちの方、パン焼き通の方、お菓子作り大好きのあなた、お近くにお住まいの方、是非いらっしゃってください。生の私もいます?!

2010年04月07日

ビジネス農力をのばせ!

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経済産業省の
北海道経済産業局というのがあるのは知ってますよね~。

なに知らない?知らないですよね~そんな機関があったということ。
私もなんで ”経産省が農家のお手伝いなの?”と思いましたが、確かに農業法人といえども一企業として考える時代なのかもしれません。
今回紹介に紹介をしていただき、当農場の取り組みがその冊子の中にのりました。
その雑誌はずばり”ビジネス農力を伸ばせ!”です。
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これ実は非売品というか、なんという商品カテゴリになるんでしょうか?
とにかくここに連絡しないといただけない代物。

地域では”農商工連携事業”という言葉が盛んにでていて、その事例集がのっています。もともと、農産物は流通にのって何らかのかたちで加工されて、消費者の口にあはいっているとなれば農商工はどこでもだれでもやってる。という定義になりすが、ここでは生産者、農協、民間企業の実例がのっています。

国も第六次産業を推進する。農業に期待していると応援メッセッジをおくってくれているのかもしれません。

これを見る限り、やはり北海道は食の一大産地でさまざまな研究機関やバックアップ体制がとれていて、地域にはさまざまな取り組みがあることがわかります。がんばっている農家や団体の人たちもそこらじゅうにいる感覚になりました。

きっとこのブログをさせてもらっている”フードソムリエ”もそ農商工連携の一つだと思います。現場発信することでいろんな人たちが寄ってきてくれる。ありがたいじゃなですか。

事例にある農場はもっともっと先進的な取り組みをしています。北の大地で挑戦させてもらえる土壌があるだけありがたい、先人たちに見習うこといっぱいです。


2010年04月14日

”カイゼン”M家対決?

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”カイゼン”という言葉は世界にも通用するビジネス日本語だと聞いたことがある。
電子辞書によるとなになに・・・”悪いところを改めてよくすること”だそうだ。
確かに見渡せば、行きとどいていないことばかり。どこをとっても完璧なんかじゃない。

 農家はほどんどが親子間で、”現場での意思の不一致”。私も父とよく”あの道具どこやった?”とやりあったもので、”俺じゃない、何日か前につかってただろぅ?”とか始まったら、そういうもめてる時にかぎって余計工具なんてでてこないのだ。

 そこで上記写真のように工具を”視える化”してみた。簡単なことで、とにかく必要な道具準備して、パネルに絵柄を書いて”それが何かを表示するだけ”。これで親子間のくだらないケンカはなくなる。確かに”朝ごはんに何を食べたのかも覚えてない”のに工具の使った場所を思い出そうとするほう無駄だ。
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 以前からこうしてきたが、今年はさらに改良をしてみた。それぞれのトラクタ―に必要な工具をのせて、色わけをしてしてみた。以前はカラーテープで巻いて色分けしたのだが、テープがよれたり外れたりで途中で混乱をまねき、またそれがどのトラクターの工具なのか工具箱にも色つけをしてみた。こうすれば一目瞭然なはずだ。

 ”機械は使っているときに壊れる”のが常識で、農家というより私に治せるのはシアピン(取り換えボルト)を交換することや、しめなおしを行うくらいの仕事でしかなく、エンジンなんかがおかしくなったらディラーを呼ぶしか方法はない。要は復旧作業に必要な道具があればよいのだ。探す時間は無駄中の無駄になる。

 人が増えたときには特に重要になるんじゃないかと今年の新たな試みのひとつだ。道具をなくすのもしかたのないことだが、問題は何がなくなっているのかわかること。”これで失くした道具がわかり補充対象になる”なんぼドライバーセットを無駄に買ったかわからない。別にセットじゃなくてよいはずだ。
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 しかも、道具にもそれぞれ呼び名がある。”モンキー””メガネ”という道具がある。知らない人は”自分のこと(怒)?””虫メガネ?”とかになってしまい、誤解を生むどころか、パントマイムしてもわからない。だから工具を覚えてもらうしか方法がないのだ。”特大のモンキーもってきてくれ、頼む!!”なんて動物園でいっちゃら大変な事件になりそうだ。ないけど・・・

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そういえば、浦安のM家もやっていた、こんなふうに。
うちはハンマーならハンマー類、ドライバーならドライバー類と”Zooning"に注意してみた。また人の動線から頻度の高い工具を選んだつもりだ。
”面白さ”は負け!~だけど”楽しさ”はTDL並みだ(自己満足だけど)。

 さぁ今年も、作業効率UPで復旧作業や経費削減に取り組もう!!

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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About 農業経営

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