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春小麦”はるきらり”の産声

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4月13日にまいた春小麦の”はるきらり”が発芽してきました!パチパチ。
”あ~良かった~でたよ~”と思う反面、ここから更に気合を入れていこうと思うしだい。
まずは子葉が”ピンっ”と青空に向かってでてきました。小麦は最初みなこんな感じです。
この時点では、どの品種かってわかる人は早々いないんじゃないかな。
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土をほじくってみると、3cmくらいしたに種があって、種からアンカーを打つように何本かの根が張っています。すごいですね~、この自然の力。勝手にそうするんですね。これには外皮を柔らかくするための、水分が必要で、近年”オーストラリアや中国の干ばつで、小麦が減産になってる”っていうニュースがありますけど、もともと種が発芽できる部分の水分さえ有さない乾ききった土になっているということなんです。生育途中で何ヶ月もふらないこともあるそうですけど、基本的には水分不足で発芽しなかったなんてことは今までないです。もし、温暖化でそんな状態になったら・・・ん~そのときはどうしましょ?定期的に雨がふる水資源の豊富な日本。この国の良さは一にも二にも水に恵まれていることだと思う。だから米もおいしいんじゃないかな。
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話はずれちゃいましたけど、なにやら同じ畑に怪しげな立て札の集落が!これは十勝農業試験場というとで、現地試験として同じ”はるきらり”の試験圃場としてつかってもらっています。肥料のやり方や種の量を変えたりして、どのやり方が平均してよいやり方なのか。収量性はもちろん、パン用強力粉として重要なタンパクの変化などを調べるそうです。しかも種は”シーダーテープ”に入っていました。これは、土の中で分解する特殊な網のなかに種を均等にいれてあるもの。なかなか人力のみで、種の播き方を均等にするのは困難なのです。試験ですから正確差は重要です。
管理は私。”きらり”どころか、”ずしり”とプレッシャーもかかります。

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コメント (1)

no-ota:

今日は、馬鹿に暑かったですね。
のーおたでございます。春小麦はえてよかったですね。
うちは、2日からビートです。
有機の肥料を今年試験するので、楽しみにしています。
中古のチゼルプラウもうまくいきまして、排水も保水もうまく行っております。
しげさんのお宅は、自分は農大出なので知っています。
隣の体育館でバレーボールしたりしたことありますので。
1段落したら寄らせていただきます。では。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2009年04月29日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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