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カラフルに彩る冬野菜<ニンジン>


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セリ科ニンジン属 (英)carrot
原産地  アフガニスタン
目利き  ヘタがしっかりとしてしていて、丸く中心にあり、肩が張っているもの。
      そして、持った時に      重みを感じるもの選びます
保 存  泥付きは常温で風通しの良い冷暗所。洗ったものは冷蔵庫に。直接風が当たらない
      ようにさらしや新聞に包み保存。
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♪1本で~も ニンジン・・・・  とか
ニンジンを食べるとほっぺが赤くなって、美人なるんだよ。 と騙されて
食べさせられたお馴染みの顔☆


野菜の歴史では わりと新顔さんです。
シルクロード由来の東洋系(金時ニンジン等)は17世紀には記録があり、
おなじみのニンジンである西洋系は江戸後期に長崎に馴化したとか。


戦前までは東洋系が主流でしたが、
その後は収穫労力が少なく、薹立ちし難い西洋系が普及し
東洋系は金時を残してほぼ全滅してしまったそうです。

DSCF0051.jpg

左から煮物にしっぽり金時。
おしゃれな 紫にんじん。にんじんの定番 五寸、柔らかな金美。
頑固な丸いおちびはパリジャンボール。
みな、それぞれに味の個性が違います。

葉つきのニンジンを買ってきたのなら、葉もまた旨し。
おひたしにしても、炒めて食べても美味しいです。
初秋だけの楽しみ。

そういえば、大阪に住んでいた時に、スーパーでは「ニンジン葉」が売られていました。
ニンジンの葉の根は、ニンジンではなく、白く細い根が沢山ついていて、
水菜のニンジン版といったイメージ。
美味しいのかなぁ?と手を付けなかったけれど、今になって納得。
関西で胡麻和えやおひたしで食べられるそうです。

もう1つ、私も初御目見えの白ニンジン。
「パースニップ」
DSCF0085.jpg
     ↑右が泥つきのまま。左はきれいに洗ったもの。

神秘的なほどに、真っ白なボディー。
三つ葉ともコリアンダーとも違うせり科独特の香りが漂います。
湯がいてからポタージュにすると旨い!とミクリヤのウチダは言います。

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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。MIIKU(日本味覚育成協会)GM。

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