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2008年8月 6日 アーカイブ

2008年8月 6日

パダン料理レストラン 「イブ.ムス」

今回、必ず行こうと決めていたのが、パダン料理のレストラン。

西スマトラ地方のパダン料理は、そこに住むミンナカバウ人が、出稼ぎ行った時に全国各地に広めた料理です。

インドネシア国内いたるところにあり、現在ではシンガポール、マレーシア等他の東南アジア諸国にも点在しています。

料理の特徴は、多彩なスパイス使いと辛さ!!
そして、パダン料理のお店は、一目で分かる・・・・
なぜなら・・・
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店先のウインドゥには、洗面器やお皿に入ったお料理が、こんな風に積まれています。

清潔度の差はあれ、(清潔度の差=価格の差)どのレストランも、このディスプレーは同じで、これがパダン料理の目印!!

現在ではパダン料理のチェーン店もありますが、今回はバンドン市にある、パダン料理レストラン 「イブ.ムス」・・・・直訳すると、「ムス奥さんのパダン料理レストラン」に行ってきました。

お店に入り席に着くと・・・・・・・・・
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何も注文しなくても・・・

ご飯が乗った人数分のお皿&、料理が次々運ばれ・・・・

テーブルの上は、お皿で一杯。
乗らないお皿は、更にお皿の上に・・・・・・

あっと言う間に、この風景・・・。

並んだお料理、一部紹介しますと・・・・・

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パダンの代表的な料理 「ルンダン.サピ」

写真では、見た目????かもしれませんが、沢山のスパイスとココナツミルクで煮詰められた、牛肉は、絶品!!

このルンダンは、後日、パダン出身の知り合いの奥さんと一緒にお料理しました。
沢山の沢山のスパイスを使い、長時間煮込み、本当に手間のかかるお料理です。(その時の様子は、後日のブログでご紹介しますね。)
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イカの、スパイス煮込み。
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日本のかき揚げみたいな、「バラバラ」
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モツのスパイス煮込み。
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これは、牛の肺だとか・・・・・

その他に、「脳みそのスパイス煮込み」なんていうのもありました。
(さすがの私も、それはちょっと・・・)
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ちゃんと、お野菜もあります。
インゲン豆の炒め物。

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並べられたお料理の中から、自分の食べたいおかずを、自分のお皿に取り分けて食べるのが、パダン料理のスタイル。

ここでのマナーは・・・
☆取り分ける時は、テーブル備え付けのスプーンを使う事。
☆そしてそのスプーンは、一皿に付き一本。

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その他に店内には、こんな惣菜も並んでいて、テイクアウトも出来ます。

この時も、バイクに乗った人たちが、いくつも包んでもらっていて持ち帰っていました。

さてさて、口の中をヒリヒリさせながら、爽快な汗をかき、なんだか妙に体がスッキリ、シャッキリし、
活発な新陳代謝を感じつつ、お腹一杯になったらお勘定。

その支払いシステムは、こちらでご紹介しています。

パダン料理を体験す そのⅠ

さて、前回のブログでご紹介した「パダン料理」・・・・・

知り合いの ユサックさんの奥さんがパダン出身、以前レストランも開いていたとお聞きし、
特別にお願いして教えて頂く事が出来ました。(というより、殆ど見学でしたが・・・)

「ルンダンサピ」の手順を、私の復習も兼ねてご紹介していきますね。

本当に手間のかかるお料理です。
最後まで、どうぞお付き合い下さいませ。
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↑
おおまかな材料・・・・
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↑
材料の牛肉は赤身の固いお肉。
つい先程、市場で切り分けてもらって購入。
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↑
コリアンダーシード、白コショー、ナツメグ、グローブ、アニス、クミンシード等を、カラ煎りする。

その間、何度も香りを確認していらっしゃいました。
十分に香りがたったら・・・・・・

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石臼で潰す。
手首のスナップを利かせながら、リズミカルに・・・
(この家庭用石臼は、インドネシア料理には欠かせない道具です。)

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見事パウダー状になりました。
(私もやってみましたが、思いのほか難しい・・)

石臼で粉末にする事で、スパイスの香りのたち方が、より芳しくなるのでしょうね。

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そして、そこに水を加えて練れば、ペースト状に・・・・。(①)
お見事!!
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ニンニクと、バワンメラ(赤ワケギ)を、石臼ですり潰しペースト状にする。(②)


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赤とうがらし、クミリ、生姜、ターメリック、ランクアス、レモングラスに水を加え
ミキサーにかけ、鍋に入れ、
①と②、ココナッツ油を加え火にかける。

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ダウンサラム(サラムの葉)と
 ダウンジュルック(こぶみかんの葉)、
切り分けたお肉、塩、少量のお砂糖を加え煮込む。

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市場で削ってもらった、ココナツに水を加え、絞り、ココナツミルクを作り
お鍋に加え、更に煮込んでいく。

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ここからは、ひたすら煮込む・・・・・

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時々かき混ぜながら・・・・
煮込む・・・

まだまだ・・・・

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お肉が柔らかくなり、殆ど水分が無くなったら出来上がり。
(写真ボケててスミマセン)

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出来上がりまで約4時間。

お砂糖(ココナツのお砂糖)は、殆ど加えず辛さを強くするのが本場の味だとか・・・・

レストランで食べた物より、甘さを抑え、より辛く、より香辛料の香りが強い、故郷のお母様直伝の 
「ルンダン・サピ」です。

二十数種類の食材が、複雑に絡み合ったなんともいえない、深い味わい・・・・
パダン料理の、美味しさの秘密、奥深さを教えてもらった一品です。

「スーパーでは、インスタントのルンダン・サピの素が売っているけど、やっぱり手間をかけないとダメよ。」との事。

【美味しいには訳がある】のですよね☆

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出来上がり最後までお付き合い下さって有難うございました。
次回は、教えて頂いた他のパダン料理を(簡単に)ご紹介予定です。

プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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