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朴葉飯(ほおばめし)

この葉っぱ、ご存知ですか?
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朴葉(朴の木の葉っぱ)です。

福井では、昔、集落の田植えが終わると「さつきあげ」と称して田植え祝いをし、そのときのご馳走として、
山からこの葉っぱを採ってきて作ったのが始まりとされる、郷土料理があります。

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二枚の朴の葉を、十文字にし・・・・・

お砂糖とお塩を加えた黄な粉を、たっぷりと置きます。

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その上に、炊きたて熱々のご飯をのせて・・・

更に、その上に黄な粉をたっぷりかけたら、葉っぱで包み、冷めるまで重しをしたり、人によっては箱に入れて蒸らしたり。

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すっかり冷めた頃には・・・

朴の香りがご飯に移って美味しくなった証拠に、葉っぱの色も一部変わっています。


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朴の葉の香りがする、ちょっと甘めの黄な粉とご飯。

昔は、田んぼの畦には大豆が植えてありました。
その大豆を煎って挽いて黄な粉にし、山で朴の葉を採ってきて・・・・

身近にある材料を使って、考えられ伝えられてきたふくいの郷土料理「ほおば飯」

私が小さい頃は、この季節になると八百屋さんの店先にはこの朴の葉がバケツに入って売られていました。
そして、学校から帰ると家には母が作った”ほおば飯”が・・・・

”ほおば飯”を食べると、心がほんわかする福井人は多いはず。

大人になっても、一口食べると、いろんな思い出がよみがえり ”ほんわか”する食べ物・・・・

そんな  「ほんわかパワー」を秘めている食べ物は、ずっと残っていって欲しいと、
今年の”ほおば飯”を食べながら考えていたのでした。

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» ホオノキの葉を使って・・・ 送信元 日々つばらつばら
またまた頂き物シリーズですが(^^ゞ ホオノキの生葉を貰ったので憧れてた郷土料理朴葉味噌焼きにトライ♪ 高山には何度も訪れてるけど一度も食べた事が無い... [詳しくはこちら]

コメント (4)

お恥ずかしながら、
福井人なのに、この朴葉飯知りませんでした・・!!

こういう郷土に伝わる伝統的な習わしや食習慣なども
ちゃんと後世に伝えていかないとな~、、と思いました。
(私自身知らなくってナンですが・・)

またこんな素敵なエピソードがあったら教えてくださいね!

nishi:

炭火で焼いた「ほおばみそ」が大好きなのですが
ずっと、ほおばって何の葉?と思ってました!

それに、こんな料理もあるんですね。

おもちみたいに見えます。

お米は普通のお米ですか?

良かったら教えてください。

かおり様
昔は、この季節必ず食べていたのですが、最近では余り見かけなくなりました。
朴の葉は、殺菌作用もあるんですよ。

朴の香りと、甘いきな粉ご飯の組み合わせ、なんともいえずいいんです。
是非、機会があったら食べてみてくださいね。

そして、福井の気候風土だからこそ生まれた、お料理・・・・
「現代に添う形で、残っていって欲しい!!」 との想いも込めて、これからも紹介していきますね。

nishi様こんにちは、。
コメント有難うございました。^^

「ほおばみそ」は、確か飛騨高山の特産品ですよね。
乾燥させた朴の葉に、お味噌をのせて炭火で焼く・・・・
(私は最初にこれを見たときに、乾燥して使えるんだ~と思ったものです。)

ふくいの「ほおばめし」は、生の葉を使うので、今の季節しか食べれない。
今の季節の葉っぱは、一年中で一番香りが強いとされています。
朴の香りって、良いですよね。お味噌にも、きな粉にも良くあいます☆

そしてお米は、普通のお米です。
でも、ほんとよく見ると、四角いお餅みたいに見えますね。
ぺったんこなのは、おもしをして冷ますからなのです。
その様子は、こちらでご覧になれます。
http://www.ishigama.com/blog/index.php?mode=show&UID=1213667035


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プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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