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頂き物は突然に大量に

先日の朝、ご近所のお友達から一本の電話。

「ねぇ、今朝とれとれの小アジいらん?」
という事で、彼女が抱えてきたのはこれ ↓
CIMG9139.JPG
蓋を取ると・・・・
CIMG9140.JPG
確かに新鮮!! 先程まで越前海岸泳いでましたオーラ出てます。

でも、いくらなんでも マ・まさか これ全部???@@

彼女のご主人の知り合いの知り合いから、この三倍程頂いたのだとか。

で、結局・・・・・・
彼女に、「お願い全部貰って!!」と嘆願され

CIMG9142.JPG
十センチ前後の、小アジ数えたら八十匹以上

頭取って、腹ワタ取って、ぜいご取って・・・
時々 小イカや、海草やクラゲの片鱗なんかも絡んでたりして。

この作業中に、別の友がやって来たので・・・
二十匹程、無理やり進呈。(袋に入れてる途中で、もういいのお声。そこが二十匹)

こうして、時々流通にのらない(のれない)お魚がやって来る。
(そーいえば、小さなカレイの時も五十匹あった)

もったいないと思いつつ、めんどくさいなぁ~と思う自分も同居してたりして。

別の忙しさを理由に、手間をかけない(かけたくない)というココロがある自分を、この小アジ達が教えてくれました。

昔の人は、きっと”もったいない”の一心で、日々これをさばいてお料理していたんでしょうね。
そして、大量にあるときには、どう保存し美味しく長く食べるかという事に智恵を絞ったのでしょう。

そして、それがその土地その土地で受け継がれてきた郷土の保存食。

その智恵、ちゃんと受け継いで渡せるのだろうか?
この時代で途切れるには、余りにももったいないなどと・・・

小アジの ”見えるもったいない”を、さばきながら、
昔の智恵がなくなったらと ”見えないもったいない”をぼんやり考えながら、

作ったのは・・・・・コレ → ポチッ

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お陰様で、このブログ「野の花の暮らし fromふくい」を書き始めて、季節が一巡り致しました。
もしずっと読んでいた下さっている方がいらっしゃるとしたら・・・
一年間お付き合い有難うございました。
至って日常、日々つらつらブログですが、今後共どうぞお付き合いの程よろしくお願い致します。
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プロフィール

石窯料理研究家、
日々の料理家 佐々木 京美

自宅隣に設けた、手作り石窯のある「野の花工房」を主宰。
自然と食材に恵まれた福井で、日々日常の料理を愉しむ。

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