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アカネ大納言 再チャレンジ編

5月17日晴れ曜日、大納言の種まきをしました。種まきの様子。
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種まき機械後部、豆のサイズにあった播種板がクルクル回転することにより、豆をひとつ、たまに二つづつ拾い上げ、播種口に落とす仕組み。機械員は豆が詰まったりしなかとチェックしています。
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大納言もアカネ、トヨミなど品種が何種類かあります。
普通小豆と比べて、大納言の普及率が低いのは、低温に弱いので、日照条件が良く産地、秋の霜がより遅い産地でなければならないということが上げられます。

大納言には苦い思い出があります。6年ほど前ですが、9月中に3日間の霜があり、この年の小豆は最悪の結果なりました。一般的に豆類が登熟期に霜にあたると、莢の中の豆ごと凍死状態というか見た目はゆでられたような感じになり、収穫しても、なんとも”古臭い、いや~な臭い”がついたりします。

”今年こそ、大粒大納言を収穫する!”と6年越しの再チャレンジをかけているのです。作物全体的にでうが、毎年同じ畑で同じ作物(連作)を作っていくと、病原菌などが増えるため、作物を替えて作付けしています(輪作と呼ばれる)。小豆は抵抗性が少なく、輪作が重要な作物。

アメリカのバイオエタノールの問題も、トウモロコシ需要増大の他に、農家では輪作も考え大豆の作付けを行っています。昔留学していた、中部のアイオワ州なんかはほとんどの農家が大豆-トウモロコシを毎年交互に作っていました。一定の輪作体系をとっていました。あの頃から比べれば、農家は儲かってるんだろうな~とまたお世話になった農家さんを訪問してみたい。”イエローダイアモンド(とうもろこし)がどうなっているのか?”

あっ、話がずれた、大納言。
命名されるほどの説得力がある。”大きい!赤い!美味しそう!”
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播き方は黒大豆とあまりかわりません。ただ、冒頭の説明のように、秋の霜が怖いので、普通小豆より若干早く種まきをしました。小豆は25日前後を予定しています。

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コメント (2)

atsukomam:

大納言小豆ですね。
お正月のお餅に使う小豆は、
十勝の大納言小豆に決めています。
寒さに弱いんですね。

4月は暖かかったのに(暑かった!)
この頃はすっかり寒くて、作物たちも大変でしょう。
今日はひどい嵐だし・・
今年の天候はなんだか変ですね。
頑張れ!!畑の作物たち!

しげパパニコニコ:

atukomamさん
 
 メールありがとうございます。今日の北海道は荒れ模様ですね。ですが十勝は大地が乾ききっていましたので、一日どしゃぶりでもかまわないくらい・・あんま言ったらホントになると実は困ったりして・・・。

 先週の霜の被害、北海道中がひどかったようですね。特にアスパラなんかは可愛そうなくらい。出荷するのに少なくとも2,3年もかかるのに・・・。

 豆類全般に霜には弱い。”霜降り白菜”みたいに価値があがればと思いますが、品質は劣化するのが通常ですので、豆は霜害の少ない適期にまいて、適期に収穫するのがやっぱり地番ですよ。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2008年05月20日 04:48に投稿されたエントリーのページです。

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