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2009年3月 アーカイブ

2009年3月 6日

黒ニンニクin FOODEX

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FOODEXに行ってまいりました~。
地元・十勝のブースも出ていて、大好きなみなさんがたくさん♪

中でも、源ファームの生ハムが展示されておりましたのにはびっくり!
驚くほどおいしい生ハムですので、もし今日行かれる方がいらっしゃいましたら
お立ち寄りくださいませ。
源ファーム・オーナーの「源さん」もいらっしゃいます。

さて、私は結局ここでも生産者さんの磁力に引き寄せられてしまいます。

愛媛で国産レモンのとても良いものを作っていらしゃる「ブルーレモンファーム」さん
同じく愛媛の島で、「しまの会社さん

そして、つくばで有機栽培をおこなっている「モアーク食材」さん

みなさん、一本ピーンと筋が通った素敵な方々です。

そして、最後に会ったのが、青森で黒ニンニクをつくる
和楽堂 医農塾」さん。

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以前から興味があった「黒ニンニク」ですが、
恐る恐る食べてみると・・・

あれれ?あまり臭みもなく、そして辛味もなく、とても穏やかな味です。
発酵しているのですね、とてもしっとりとした触感で、美味しくいただきました。

生のにんにくに比べると栄養価も大変高いそうで、食べやすい♪

どうやって作るんだろ~、これ。
温度と湿度の管理だとおっしゃっておりましたが・・・なかなか難しそうでしたよ。

今回も、素敵な出会いに感謝♪

2009年3月11日

農業について考えるVOL.1

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このところ農業について考えるチャンスが多い。

先週末、参加させていただいた「農家のこせがれネットワーク」の設立総会。

フードソムリエでも人気の「みやじ豚」の宮治さんが代表を勤める
「農家の娘・息子」のためのキャリアパスネットワークだ(と理解した)

宮治さんが「僕の正装」と言って、作業服とタオルを巻いて登場するあたり
彼のセンスの良さが光っている。

彼らの理想とするキャリアパスはこんな感じ。

東京に進学などでやってくる

こせがれネットワークで人脈・知識を深める

田舎に戻って就農、その傍らで自社の農業プロデュース(ブランディング)

将来は自分だけでなく周囲の農業のプロデュースも


なるほど。
確かに地方に住んでいると
どの分野でも圧倒的に足りないのは「プロデューサー」であることを痛感する。
もしかするとこれは都会も一緒かな?

しかし、私の拙い経験からすると、
ここに「技術」面が欠けていることが気になるのと、
後はこの理想とする半農・半プロデューサーなるスタイルが成立するか?という疑問が残る。

農業は技術力・知力・体力・人間力(コミュニケーション含)にプラスして、
土地力を備えた上で、クリエイターでなければできない仕事であると私は思っている。

経営者でもあり、現場で物づくりをする人でもあるわけだから、
相当の能力が求められるのです。

生産の現場にいるからこそ、このキャリアパスの難しさを感じてしまう。
もちろん、チャレンジしてほしいし、応援したいという意味も込めて。

私に何かできることはあるかな??とついつい考えてしまうほど
想いが伝わる設立総会でした。

ありがとう、宮治さん


2009年3月16日

農業について考える2~十勝おやじの背中を超える会

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生産者BLOGでおなじみの、CROPS堀田君が
私にくれたパンフレット「十勝 おやじの背中を超える会」


十勝で頑張る若手の農業青年が集まっている。
厳しい自然の中で、守りついだ農業に誇りをもち、
志し高く受け継ぐ彼ら。

パンフレットには「つくる人と食べる人の赤い糸をつなげたい」と書いてある。
私たちのテーマと一緒だ!!

こうやって、「農」を通じて、
都市でも、地方でもみんなの息遣いを感じる。熱い思いが交差する。

そんな瞬間を横で見て、自分の耳で聞き、自ら気付きを得られることを
本当に幸せに思う。
同時に、ネットワーク同士をおつなぎしたいという野望にかられるw

実はこのメンバーの中に
私がフードソムリエを始めるきっかけを作ってくれた桜井農場の桜井君がいる。

今から3年前。
私が講師をつとめる会にやってきた彼、
みんなの前でこうスピーチした。

「食は生きる原点です、
 僕は大切な食を支える農業という仕事に誇りを持っています!」

当時23歳の彼が、あまりにも堂々とこうスピーチした姿に衝撃を受けた。
なんて十勝の農業って力強いんだろうって・・・。


それまでも、私は本当に数々の生産者さんに支えられ、教えられて
北海道での日々を過ごしてき、たくさんの素晴らしい気付きを与えられてきた。

でも彼の言葉は、彼の若さも手伝って、私の胸に突き刺さったの。
まるでマンガによくある、ハートを弓矢で射ぬかれるように・・・。


そうしてフードソムリエがOPENしてから1年半が過ぎ、
いつか彼にお礼を言わなくちゃと思っていた私、
ついに今日、念願かなって会うことができた!!!


本当に本当にありがとう、感謝していますという私に、

「え?僕そんなこといいましたか?」と桜井君(大笑)


「いったわよ~」といいつつ、思った。
彼にとってはあまりに当たり前のことなのでしょう、だから記憶にないんだな、と。

私たち消費者が、
こんなに素敵だと思うことが「ごく当たり前」の場所が北海道・十勝なのだと実感。

どうか、この価値観が変わらず、未来永劫続きますように。

2009年3月20日

はるゆたかファン必見!わずか1000本の酢

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北海道には、本当にいろいろな食材、加工品があります。

先日、道北の下川町で作られたはるゆたかという小麦で作られた酢を試飲させていただきました。

酢は本当にいろいろな素材から作られていると思うのですが、
「はるゆたか」というところがポイント。

「パン用の国産小麦」といえば「はるゆたか」。
(最近では、春よ恋やキタノカオリなどもあります)


下川町は、「はるゆたか」生産量が道内で2番目の土地。
1等麦、2等麦を除く、「いわゆるハネ品となる麦」をなんとか活用できないか?と考え、
酢が作られたのだとか。

穀物酢独特のかおりがする。
そして奥深いうまみも。


開発した商品の販路について、ご相談を受けたのですが、
年間わずか1000本しか作れないとのこと!!


「この商品を作り、販売する目的は何か?」ということを確認しあい、

私からは
「あまりに本数が少ないので、はるゆたかファンの方」に買っていただくのが良いのではないかと提案。

こちらが
ご担当の下川町ふるさと開発振興公社・古屋さん。


カメラをむけたら・・・
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ステキでしょぅ~♪
こんなに明るくPRされたら、ついつい買いたくなっちゃいますw。

はるゆたかファンの方、必見です。
詳しくは、下記のWEBサイトのお問い合わせから、「古屋次長」あてにメールしてみてください。

ちなみに300mlで900円です。

下川町ふるさと開発振興公社クラスター推進部

2009年3月30日

BANBA

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競馬の始まり~♪

地元・帯広には、世界で唯一の「ばんえい競馬」がある。
2トンもあるおもりをつけて走る・・というよりも、引きずる(笑)
力自慢の馬たち。

サラブレッドのように「スピード」を競う、すらりとした美しい馬でなく、
体力、スピード、気力が必要となるばん馬の馬たちは、道産子と呼ばれる
ずんぐりむっくりな可愛いヤツ。

太い脚やでっかいオシリを見ていると
まぁ、他人とは思えませんです。


ばんえい競馬に行ったのは今回が初めて!
なんという非国民ならぬ、非市民な私でしたが、
通常の「競馬」とは大違いで、とっても楽しい!!

途中で錘が重すぎて、立ち止まってしまう姿など本当に愛らしい。
また、レース場のすぐそばで見ていて、ゴール直前になるとみんなが
その脇を馬と一緒に走る姿も本当に面白い!!

競馬場も「禁煙」で、あまりいやな感じがしません。
ローカルならではなのかな?家族連れや老夫婦が多いのも面白かったです。
競馬オヤジたちも気さくで、なんだかたくさん話しかけられました(笑)


この日は東京から来ていた、私の大先輩であり、大の仲良しでもある
あひちゃんと一緒に観戦。

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強運の2人は、2レースかけて、2レースとも的中。
賞金を手に、ランチへと出かけたのでした。むひひ。

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プロフィール


北村 貴(taka)
フードソムリエ代表


20年間の東京生活を経て、
2004年12月、真冬に
故郷・北海道十勝へ戻る。
よく食べ、よく遊び、よくしゃべる。
特技は四葉のクローバー探し

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