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2010年01月 アーカイブ

2010年01月02日

寒中お見舞い申し上げます。

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寒中お見舞い申し上げます。
皆さま、今年もよろしくお願い申し上げます。

”あなたのキッチンから広がる麦畑”を拝読の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
大変、更新が遅れ、マイペースすぎる毎日を反省しております。

さて、このブログでは、その年の気候の傾向や当農場、前田農産の取組をお伝えし、最後に消費者の皆様が今食べる食事は、どこかの農家の人が作り、それを加工し、流通させ、販売する人がいるという当たり前の流れの根の部分をお知らせしています。

昨年も沢山のコメントや応援のメッセージをいただきまして誠にありがとうございます。本年もできる限り、無理なく楽しく明るくやっていこうと思いますので、益々よろしくお願い申し上げます。

皆さまにおかれましては、時にドキドキしながら、時に”へ~そうなんだ~”、”やっぱ全てがうまくいくわけないよな”、”農業って面白そうだな”と畑という現場を通じて、”農の苦農と楽農”を知っていただければと2年間(途中何度も更新してませんが・・・)やってまいりました。

昨年は昨年の6月からの断続的な雨、降水量も3倍以上のものがあり、特に十勝の東北部にあたる町村では大きな畑の被害がありました。きっと記憶に残る、残さなきゃならない教訓にもなった年です。よく、年間の平均降水量はならすと、そんなに変わらないので、農家のおやじさん方は、冬場に雪がほとんど降らないじゃないかと秋口に心配していましたが、例年にないハイペースで雪は積もり、畑には約50cm近くの雪が積もり、新年を迎えることになりました。正直、いつにない回数の除雪をしている気がします。
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上記写真のように、畑は真っ白けっけでして、1月に入って、マイナス25度を記録する日もあり、正に冬本番です。よく先人たちはこの地に、”そうだっ北海道に移住しよう!”なんて思ったものだなと鼻水たらしながら、倉庫で仕事していると感じたりします。

この地を原野から鍬入れして、掘っ立て小屋のような住処で始めた100年以上前。
毎日がサバイバルで、生きることに必死だったと思います。それからまた100年。
なにもかにもが便利な時代ですが、一日一日を大切にこの一年を前に向かって進むこと、畑を耕し続けることが私のミッションなんだと思っています。

トップ写真は新品種”ゆめちから”の越冬模様です。
”ウッ~~サブい!”と聞こえそうですが、雪下でジッと身構えて春を迎えようとしています。また、雪があったほうがお布団がわりのように、越冬しやすいのです。

昨年は小麦を愛する人々や会社の方たちと、小麦の可能性を見出す粉ラボがたくさんできました。素敵な出来事の連続でした。今年もやります。やりましょう!

遅れましたが今年も始まり、始まり~です。
ちなみに、正月は神社で大吉を数年ぶりに引当て、やった~!と思ったら、先日は”カールおじさん”発掘?!しました~パチパチっ。今年もいいことあるかも・・・。
よろしくお願いします。
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2010年01月24日

こんなん”ドン”でしょう?

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皆さん、ドン菓子ってご存じでしょうか?

よく”麦チョコ”とかのあのパフパフした感じのお菓子。ポン菓子とも爆弾菓子ともいうやつで、専用圧力機械に穀類をいれて、圧をかけて一気に減圧した際に”ドーーーーン!!”と音が鳴ることからその名がついたんですって。

私の町、本別町にも昔ながらのドン菓子にこだわってさまざまな雑穀をドン菓子にしている商店さんがあります。”つしま商店”さんです。

地元産の雑穀にこだわってつくりたいとのことから、当農場のこむぎ”春よ恋”を使って、ドン菓子にしてもらいました~パチパチ。
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”塩味春よ恋”はおやつに、御つまみに。

これが、塩味と地元のビート糖をからめた”春よ恋おこし”の2種類が誕生。
開発必話があって、”ホクシン”vs”春よ恋”でドンを作ってみたところ春よ恋のほうが圧倒的に甘味があり、香ばしかったのです。
これって、お菓子つくりにも関係があるのかなと思いました。スポンジ自体に個性がありすぎてもまずいとすれば、タンパクの低いもののほうが他素材とも協調しやすいのではないか?逆にパンは膨らみはもちろん、香ばしさや甘味が素材にあったほうが好まれるような気がしました。ドン菓子のプレーンタイプならやっぱり”春よ恋”だったのです。
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やみつき”春よ恋おこし”
 販売は、”ステラ本別道の駅””つしま商店”まで。

 プラス、つしま商店さんのドン菓子はシリーズ化されていて、とうもろこし、そば、マカロニ、うどん、豆、米とかなりのものをドンドンやってます。お勧めは、地元の黒豆をつかったおこし菓子。”黒豆おこし”は食べ応え満点で、黒豆の皮のビターな感じと、地元ビート糖のからみがGOODです。

 それと、ドン菓子といわれるだけあって、作業は危険そうに見えます。迫力ある菓子つくり、昔懐かしいドン菓子なんでしょうけど、こういうのが昭和の風物誌でもあったんでしょうね。

2010年01月25日

マルシェ・ジャポン・プロジェクトって何?

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マルシェ・ジャポンって聞いたことあるでしょうか?

農水省が生産者と消費者の結びつきをつくる事業が昨年度より発足。全国各地でファーマーズマケットを開催しています。
大都会の真ん中で、自分の商品を売れるなんて素敵な企画だと思い、早速現地にむかってみました。

トップ写真は東京、青山の国連大学前会場の写真。確かに人はいます、います。さすが東京。出展者もこの時期だと、限られてくるようで、野菜や果物も思っていたよりもでていませんでしたが、加工品も多くあるのだなと思いました。

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こちらは六本木のアークヒルズの中の会場。テレ朝、サントリーホール、ANAインターナショナルと周辺には、高級感漂うコンクリートジャングル?に囲まれ、尻ごみしてしまいそうな感じを受けました。

今回いった2会場は、人の目にふれることは間違いないのですが、生活圏からちょっと離れた感じがしていました。ちょうど歩行者天国のような雰囲気で、熱気ムンムンの農産物市場とは違う感じもしましが、せっかくチャンスなので、当農場も出店しようと計画しています。

詳細は次回へつづく・・・。
”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ”がタイトル。

2010年01月26日

1月31日、横浜センター南に出店決定!

”大都会の真ん中で小麦を叫ぶ!”がついに実現しそうです。

マルシェ・ジャポン事業にのって、当農場も小麦(粉)を販売させていただきます。

まずは、日時から
日時: H22年1月31日(日)10:00~16:00(日没終了)
会場: パルスポットセンター南住所:
    神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央6
アクセス情報: 横浜市営地下鉄「センター南駅」1番出口すぐ

詳しくは、横浜会場のHPをみてください⇒ポチっ

出品内容ですが、もちろん全て当農場の昨年収穫の新小麦粉たち。
ラインナップを紹介しましょう!

1.ホクシン(お菓子・うどん用):お菓子では、しっとりなめらか、食べ応えのある食感。来年度で”きたほなみ”にバトンタッチして、生産は極稀になる小麦。

2.きたほなみ(NEW!)(お菓子・うどん用):今回が販売初登場です!上記”ホクシン”の後継者。これから”北海道産小麦”と名のつく商品はほぼこの小麦になります。まだまだ未知数。他パ用小麦と一緒に混ぜて、もっちり感+サクみ感を味わってください。

3.キタノカオリ(パン・ピザ用):黄色素を含むクリーミーな粉色が特徴。パン通にはやみつきになる奥深さがある。それは栽培のしづらさに影響してるのでは・・・。本年度、収穫苦労度No1?の小麦を是非!

4.春よ恋(パン・ピザ用):やっぱり人気No1のパン用小麦。中はもっちもち、外はぱりっと香ばしく。”はるきらり”との食べ比べも面白いですよ~。

5.はるきらり(NEW!)(パン用):春よ恋の弟子?後継者?位置づけは定かではないですけど、こちらも、もっちりとしたパン用小麦の新品種。まだまだ普及段階ですけど、今回は特別に用意させていただきました~。当農場でも普及の気持ちを込めて、たびたび”はるきらり”レポートしています。

6.石臼全粒粉(各種200g):今だけ、ここだけの石臼挽き全粒粉も用意しました~。小麦の味、ガツンっとした風味、パン用粉に1~2割お好みで混ぜることで、HBのパンにもより深みがでること間違いなしです。食物繊維・ミネラルは普通小麦の何倍も含んでます。

いづれも、数量限定です。HBをお持ちの方、パン焼き通の方、お菓子作り大好きのあなた、お近くにお住まいの方、是非いらっしゃってください。生の私もいます?!

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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