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2009年01月17日 アーカイブ

2009年01月17日

キッザニア東京VS 食農体験in本別

1月上旬に子供達を連れて"キッザニア東京”というところへ行ってみた。ここは、2歳から15歳までの子供達に就業体験ができるという施設。
施設の特徴としては↓
1.好きな仕事を選んで働く。
1.働いたお給料を使う(習い事や買い物)。
1.お給料を銀行に預金する。

パイロット、飲食店(ソフトクリーム、ジュース、ピザなど)、ブティック、建設現場、消防署、警察署、運転免許試験場、医者、商店街、旅行代理店など実生活のなかのものがあり、大手企業が出資しているであろうパビリオンで、子供達が大人のインストラクターについて、様々な職業につけるというものだ。

将来ある子供達には、あらゆる可能性がある。こういった施設は今後ももっと注目されるのではないかと思う。働く⇒お給料をもらう⇒使う、貯めるという経済のサイクルを学ぶ上でも大人の実生活に近い。しかもどの職業も本格的だ。うちの子供たちも小さいながら憧れ?の職業体験をしていた。
CIMG3683.JPGhttp://www.kidzania.jp/
息子は”バックドラフト”?なのか、絵本の”パンプくん”の見すぎだろうか、”消防士”に変身。一番奥の”チャ~”みたいな消化活動員がそれ。
CIMG3722.JPG
一方、娘は救急救命士に変身して、AEDをつかって心肺蘇生をはかったりして。緊迫感もあります。
CIMG3748.JPG
どういうわけだか、最後は自動車整備士に。まだ、気になることにまっしぐら!の息子は”このドア気になるな~”とお兄さんのお話そっちの気~みたいな。申し訳ないです。

しかし、ふと思った。もちろん実生活に近いといってもバーチャルな世界。経済の流れを知るには良いが、特に農業体験があったらなおさら良いと思った。事実、一回のパビリオンの体験は40分ぐらいだろうか。農作物の場合、そんな短時間でできるわけないのだが、例えば、ピザ屋なら、小麦粉になる前の小麦の説明があってもいいだろうし、ソフトクリームだって、牛の牛乳からでてきていることを子供達ももっと知るべきだと思った。

そう考えると、田舎で地元の小中学生に農業体験を行っている、我々(JA本別青年部)の取組みは、都会の体験に匹敵するどころかそれ以上だと思った。“土いじり”がどれだけの効果を生むかはわからないけど、本物に触れる機会があれば“食材の粗末な扱い”が減るんじゃないかと思った。
時間をかけて、1から作る楽しさ。それが農業なんだと改めて思った。
我々の農業体験リポートはこちら!シリーズ”育てよう若き地域のサポーター”
長いも植えました!
豆を播きました!
”ザ・収穫祭”
”お乳搾りました~!”
”餅つき大会with収穫あんこ”

子供がいるなら、キッザニア超おススメです!

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

food-sommelier.gif

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