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2009年07月26日 アーカイブ

2009年07月26日

野の花工房からのパン便り

雨で雨で雨にたたられている今年。
手のつかない畑や、元気のないところにサプライズ便りが届きました~。

福井県の”野の花工房”さまからの”野の花便り”パンのセット詰め合わせです。お手紙もいただき、”小麦のお里帰りです。”と大変ありがとうございました。

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これが、うわさの春よ恋一本で作った”春恋キューブ”なんだな~とカワイイ角食パンに夫婦で関心。あの石窯で焼かれてきたのかーと福井の工房を思いだしました。”パンの耳まで美味しい”と好評をいただいているそうですが、確かにムフフっ!そのままんま、プレーン食パンでも美味しさ満点です!

それから、”ひとひねり”のロールパン。これも、”春よ恋”+”キタノカオリ”のブレンドでできたパン。柔らかで、香りよいパン。キタノカオリって生産者的にはちょっと難がある品種ですが、食べてみるとまた作付けしてみようと思う小麦なんですよね~。あの香りと特徴的な色味。生産者は絶対食べるべき!

そして、小豆入りのべーグル”キタノカオリ”(強力)+”春よ恋”(強力)+”ホクシン”(中力)の夢の共演。”ホクシン”はベーグルにもサックリ感をだすのに欠かせないとのこと。ブレンド配合は野の花工房さんのオリジナル。ブレンドするところからのこだわり。一番美味しくできるためにどうしたらよいのか?きっといろりろ試行錯誤してくださっていると感謝です。

それから、これまたサプライズ。
古代小麦(スペルト小麦)でつくったカレンズノアという大型のバケット。
小麦、パン酵母、スペルト小麦、ライ麦、カレンズ、胡桃。自然素材にこだわった作り方で、薄くスライスしてオーブンで焼いて食べてみました。

石窯の力ってすごい!と思います。遠赤外線があるからなのか、中まで深みのある味と香りがひろがっています。”食べてみればわかる!”というのは、こういうパンですね。
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なによりも、一番のサプライズはパンたちと一緒に入っていた黄色の和紙でつくられた特製”テルテル坊主”。これには感動しました。”ありがたい、応援してもらうというか、遠くても気をつかっていただいている”顔の見えるところの良さはここだと思います。パンやお菓子を焼いてくれる人や食べてくれる人のために作り続けるという”農産物の本当の当たりまえ”を認識できること。

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願掛けのため、てるてる坊主くんを小麦の畑につれていきました。わかった、27日まで雨降ってもしょうがない。だけどその後は降らんといてくれ。

”あ~したも、あさっても、しあさっても天気になぁ~れ!!”


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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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