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食材・農作物 アーカイブ

2007年9月19日

田舎+特別食材=一期一会

先日、スーパーにいったら、
綺麗な生のワタリガニがありました。

キャーーーー、ワタリガニーーーーーー、パスタにしたい~~~~~~!!

即座に買おうとしたら、
今、北海道に来ているかおりちゃんが正しい一言を。


「たかさん、今日は芽キャベツのスープと鮭の焼き漬けがあります」


あぁ、そうでした、そうでした。

むむむ・・・と、
「まぁ明日もあるだろう」と思った私が甘かった。

翌日、かおりちゃん

「たかさん、スーパーに見に行ってきますよ、今日こそワタリガニのパスタね」と言って

いそいそとスーパーに。

そして、レジ袋を持って帰ってきたものの

「ありませんでした・・・」


あぁ、やっぱり。
ここは帯広。

ほしいものはその場で手に入れないとダメなんだった!


東京なら、必ず「翌日」があるけれど、
田舎における変わった食材は「一期一会」なのだ。


あぁ、食べたかったなぁ・・・ワタリガニ。

2007年10月 2日

真っ赤なビーツ♪

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秋・冬になると
北海道は本当に寒いので、スープをいただくことが増えるのですが、

中でも大好きなスープの1つが「ボルシチ」です。


このボルシチ、東京に住んでいた頃からずーっとお気に入りで、
これまたお気に入りの脇雅世さんのスープ本「ほっ、とスープ(2)」を片手にいつも作っていました。


でも1つだけずっと疑問に思っていたのが、
「ビーツって変なニオイがするなぁ」ということでした。

北海道に戻って、はじめて地元の方が作る生のビーツをいただいたのですが、
「あれ?前に食べていた缶詰のビーツと、全然違うぞ」ということに気づきました。

ほんのり甘味があって、土の力強い香りがして、
水分もあって・・・、シャキシャキして、色の出方もきれいです。

そこで、昨年から、
高原メークインの名農家・岩永さんにお願いして、
富良野産ビーツ」を作っていただいております。

去年は試作品だったのですが、
「あぁ~、缶詰ビーツのあの嫌な香りはなんだったのだろう」と思うほどすっきりとした味。

サラダに、マリネに、ピクルスに、そしてボルシチに。

大活躍のビーツは今、
お試し販売実施中♪

あなたも試してみませんか?

ジャガイモカボチャに同梱できます♪


2008年4月 4日

ブルーベリーの蕾

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ポカポカ・・・なのです。
ほら、みて♪

こんなにもう蕾がふくらんでいます。

ブルーベリーは枝が赤いのですね。


昨日、富良野にある「星の果樹園」さんを訪ねました。
星野さんは、元百貨店マンという異色の経歴を持つ、ファーマー。

彼の作るブルーベリーやハスカップ、ラズベリーは
毎年、富良野ル・シュマンの甲斐シェフのお気に入りで、
タルトやコンフィチュールになっています。

そんな星野さんは、ここに入植して10年。
成木となるまでに5年はかかるベリーたちと日々ニラメッコしながら、
近くに教えをこう人もいなく、独学でベリーをここまで育てていらっしゃいました。

星野さんのベリーは甘くて酸っぱくてジューシーで、鼻に抜ける香りがよくって。
とにかく、昨年食べて、すっかりその虜になってしまったのです。

今年は、なんとか少しでも販売させていただけないかと
お願いに上がったのですが「冷害」があったようで
おもうほどの収量がないのではないかというのが、星野さんからの回答でした。

それでも「少しでも」と食い下がる私(笑)
こういうときは、本当にしつこい。

もし上手く予定より多くとれたら・・・で今年は良いので、

是非とも是非とも、みんな頑張って育ってくれよぉおおお~と願う私です。

2010年5月31日

露地物アスパラ出荷が始まりました~!!

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みなさま、こんにちは。
北海道からフードソムリエ代表の北村 貴です。

いよいよ北海道ではアスパラガスの収穫がスタート!
ハウスものは、先に発売されていたのですが、
や~っぱりアスパラは「露地もの」が最高!!
栄養価も大きく異なります。

個人的には、出始めのアスパラの香りや味が大好きです。
雪解けの水をたっぷり吸い込み、
冬の間じっくりと滋養を蓄えた根から、ニョッキリと顔を出します。
みずみずしく、甘く、生命力にあふれているアスパラは、元気イッパイ!

天候が良い日には、1日で10cmも伸びることからも、
いかに栄養価が高く、力がある野菜であるかがわかります。

■1本ずつ丁寧に腰をかがめて収穫されます!

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■雪解けで水が増量した畑の隣にある川

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ところでこのアスパラ、
とれたてを畑でそのままかじってみると、まるで「りんご」のような
甘みと香りと水分なのですよ!



この話をするとみなさん、「うそだ~」と怪訝そうな顔をされますが、
実際に十勝に来て体感した人は「話半分と思っていましたが、本当でした」と
驚いて帰られます。

アスパラは、流通に時間がかかればかかるほど、
「木化」して、味が大きく変化します。
是非とも今年こそは産直を♪

■姉妹サイト「北のフードソムリエ」十勝産アスパラ産地直送便
http://item.rakuten.co.jp/food-hokkaido/c/0000000198/

アスパラのレシピはこちらから
https://www.food-sommelier.jp/special/shuncal/index201005b.html

2010年7月12日

この野菜、どこから来たんだろう?

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東京や大阪などの都市に行くと、必ず1度はスーパーに出向くのですが、
そんな時、ふと思うのは…、
「この野菜、どこから来たんだろう?」「これ誰が作ったんだろう?」ってこと。

5年前までは、東京に住んでいて、
そんなことちっとも疑問に思ったことがなかったのに、最近はとても気になります。


今、私の周りには生産者さんがたくさんおいでになります。

先日、アスパラ農家さんに、最後の収穫状況を確認するためにお伺いしたのですが、
「もってけよ」とアスパラをどどーんと手渡されました。

今年はアスパラの生育が遅れてしまい、最後の貴重な貴重なアスパラなのに本当に申し訳ない…。
でも、いただいたものは本当に美味~!!! 幸せでした。



こうして、いつも生産者さんと近い関係にいるとモノを選ぶ基準が変わります。

誰が作ったのかがわかれば、
「作った人の考え方や想い」でモノを選び、
その人に共感する気持ちも一緒に消費することができます。

でも、東京のスーパーに並んでいる野菜たちは、
そうもいかないでしょうから、
有機栽培や、特別栽培などに代表される基準があるのだと。

私は、スーパーに行く度に
もっと違った基準をみなさまに伝えることができれば…と思います。


今は私が特別で、
ある種の贅沢な生活ができているのかもしれませんが、

もっともっと産地と流通、そして消費者が近づくために
「フードソムリエ」でできることはないかしら?と、
サイトのリニューアルを真剣に考え始めている今日この頃です。

2010年10月19日

深まる秋

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秋深まる北海道、
突然海が見たくなって、ドライブに出かけました。

秋の海は、日曜日だと言うのに、私一人だけ。

砂浜も、波も、カモメの鳴き声も
一人占め♪


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刈取りが終わった畑のそばで
すすきが穂を出し、
秋から冬へといざなってくれます。

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残念ながら今年はあまり紅葉が美しくなく、
夕暮れであったこともあり、決してベストショットではありませんが…。
こんな枯れ方も素敵だなと思える川辺の晩秋です。


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プロフィール


北村 貴(taka)
フードソムリエ代表


20年間の東京生活を経て、
2004年12月、真冬に
故郷・北海道十勝へ戻る。
よく食べ、よく遊び、よくしゃべる。
特技は四葉のクローバー探し

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