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2008年12月17日 アーカイブ

2008年12月17日

フードソムリエ in 雑穀屋

12月17日、午後からお世話になっている雑穀店”株式会社ヤマチュウ”にて、”豆類の栽培の勉強会” &”顔の見える生産者・消費者”と題して、これまたお世話になっている”フードソムリエ”でおなじみの北村さんの講演会がありました。

 ”ヤマチュウ”と聞けば=”豆”となるのですが、ここの会社の取り組み素晴らしいです。
はっきりいって、”顔の見える生産者”の取り組みの先駆者的な雑穀業者さんです。生産者限定や栽培にこだわった品揃え、それに亜鉛などの含量が基準よりも高い機能性大豆の販売など、毎年、有名な和菓子メーカーの方や新進気鋭の洋菓子メーカーの方などを圃場や、農場に寄っていただいています。
きっと、”生産者限定って誰やねん?””どうやってつくられてる””今年の豆はどんな感じなのか?”気になるところを生産者・流通・製造・販売業者含め、やっていきましょうという姿勢がここの強みなんだと思っています。
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うちの大納言も入ってますよ~。どこ行くんでしょ?

 それで豆の講習会ですが、十勝は豆どころということもあり、新品種、肥培管理、病害虫、さらには食味性のお話を十勝農業試験場の豆類担当の研究員より説明がありました。小豆(エリモ・キタノオトメ・シュマリ・キタロマン)、白小豆キタホタル、インゲン(絹手亡)、金時(福良、大正、福勝)とかの肥培管理、収穫適期の見分け方、品種別の気温による生育の変化を聞いたあと・・・試食会となりました。生産者自ら違いを感じることも重要ですよね。
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上記は特別に業者さんにつくってもらったという、おはぎ三種。左から”きたろまん””きたほたる””エリモショウズ”で、”エリモ”と”きたろまん”との比較では、皮の柔らかさや食感でいうとエリモ優勢。キタロマンの豆の風味もなかなか良いですよ~。”北海道産”とうたっていても品種までは限定されていないことがあるかもしれません。でもやっぱ、美味いは新物十勝産の豆は!

 それから”フードソムリエ”北村さんが、農家のおっちゃんたち前に講演したんですね~パチパチ。消費者は生の現場情報を欲しがっています!しかしながらこれだけ”食”の話題があるのに、自給率を知らなかったり多くの農産物が廃棄されたりと、その一環で”食べ残し0キャンペーン”を行ないました~と農業に可能性は十分あるし、やってもらわないと困ります!元気をもらえる素晴らしい講演でした。
もっと”理想のブラジャーの話?!”が聞いたかった人もいるかも(オラ含め)。
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お疲れ様でした~~!!!

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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