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2008年09月24日 アーカイブ

2008年09月24日

Reday for the next year No.2

秋小麦、春小麦を収穫後の畑。一部は緑肥畑として利用しているのはお話しました。
緑肥に関してはhttp://www.food-sommelier.jp/prog/02/maeda/2008/08/post_73.htmlを参照してください。
その他の畑ですが、どうなるんでしょうか。堆肥を撒きます。堆肥散布については、”Ready for the next year No.1"を参照してください。
http://www.food-sommelier.jp/prog/02/maeda/2008/09/ready_for_the_next_yearno1.html
堆肥をまいてから、うちは小麦を一部”連作”といって一度小麦を作付けした畑に再度小麦を播くことをしています。そうなると、種まき準備の畑つくりとなるのです。

第一段階。土壌の物理性の改善のために、深耕作業というものをします。大きなつめがグサっと地中に刺さりこんで、コンバインやトラクターなど大きな作業機械で踏まれ硬くなった土に空気の層をいれてあげます。
CIMG2161.JPG

第二段階。畑を起こします。”なに?””畑を起こす?寝てるのか?”と耳慣れない言い方ですが、要は土を天地返しにすること。プラウという機械で、約30cmくらいの深さまで反転耕起し、土層を入れ替えます。土が全面的に上下入れ替わるため、物理性の向上、茎葉などの処理、雑草処理対策、長年やれば作土といわれる作物の根がよくできる層を形成を目的としています。
”スリック”と呼ばれる反りのはいった板を地中にもぐらせることで、土はめくられるように反転します。
CIMG2546.JPG
靴は脱げたんじゃなくて目安ですよ~。27cmの靴ですのでだいたい30cmくらいは起きてますね。
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第三段階。整地。畑起こしは土質にもよりますが、土の塊が多く、でこぼこもあります。ですので、小麦は種の前処理としてハローと呼ばれる機械を使って整地していきます。
CIMG2510.JPG
作業機械の先頭には土を抱いてならしていく均平板(ハイド板)がついていて、カゴになったローラーで土を砕き、タインと呼ばれる弾力性のあるつめが地中に入ります。運転席から後ろをみるとこんな感じ。
CIMG2521.JPG
この作業機械は、土を粗すぎず、細かすぎずできる機械で本番整地の前処理には、今回は最適でした。粗すぎると種が土からでてしまったり、種の発芽時の水分補給が難しくなったりします。一方、細かすぎると種まき前に雨などふられると、土の粒子が細かいために土が硬くなりやすいのです。”雨降って地固まる”ということわざ通りです。
CIMG2505.JPG
右が整地前、左が整地後。土塊の量が左は減っています。土への密着度が高ければ、作物も養分を吸いやすい環境になりますよね。

ここまでが、種まきまえの準備です。結構、ちょこまかやってるでしょ?


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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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