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2008年09月15日 アーカイブ

2008年09月15日

Ready for the next year No.1

小麦収穫後、緑肥(えん麦)をまいた話は以前にしました。基本的に緑肥は秋まき小麦の後にまくと決めています。なぜか?同じように緑肥も生育日数が必要ですので、8月上旬には種するのと、春まき小麦収穫後の8月中旬にまくのでは、生育日数が10~14日ほど違います。たかが2週間と思いますが、これが差がつくんです。特に、北海道はこれから秋、冬支度。日が沈むのも早まり、日照時間の差はもろに生育関係します。

 そこで、春まき小麦とか、緑肥を播かなかった小麦の圃場あとには、あの堆肥を散布するんです。
CIMG2352.JPG
麦稈ロールが堆肥として畑に戻ってくるわけです。堆肥をまく機械も大げさにでかいですよ~。大体10t以上入るマニアスプレッダーという機械で30~40t/haあたり散布していきます。要は、大きな箱に堆肥を詰め込んで、後ろの出口にビーターと呼ばれる羽が回転していて、堆肥を撹拌しながら撒き散らかしていく機械なのです。
CIMG2350.JPG

話はそれますけど日本ではマニア(堆肥散布機)と言いますけど、ホントは英語でmanure(マニュ~ア)と発音するものが変形してすので、いくら”マニア・マニア!”と外人の農夫にいっても”堆肥”という意味あいで通じません。私、その昔に経験づみです。

正直、この作業はつらないです。ですが、次の年の土つくりのためでなく、5年後の土作りのためにやろうと思い描いています。麦稈が牛の糞と混ざり合い、沢山の微生物が入り混じって、土に還ってきて、作物の生長の手助けをしてくれる。時おり香ばしいニオイもしますが、大切な作業の一つです。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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