皆様、もう見ていただきましたか?
先週よりはじまっている、フードソムリエさんとの共同企画
福井冬の銘菓「水ようかん」特集
びっくりしないで下さいね。
福井の常識「冬はおこたで水ようかん」
「水ようかん」に関しては、福井県民数人集まれば語る語る・・・自身のこだわりやその思い出。
この度、その「水ようかん」を全国の皆様に知って頂くべく、
「水ようかん 手作りキット」が、
地元福井の製菓材料卸㈱カリョーさんより発売されました。
☆作る楽しさと味わう幸せ☆ (開発に、私も関らせていただいております。)
詳しくは、その特集をご覧頂くとして・・・
福井自慢「水ようかん」が入っている器こぼれ話を少々・・・・
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昭和30年代の頃は、その地域の八百屋さんや駄菓子やさん等が、漆塗りの木箱に流して作り
その地域の人々の為に(一列 二列で)バラ売りしていたものでした。
年始等親戚一同が集う時は、漆塗りの木箱入りの水ようかんを買い求め、皆で食べ、
お正月が終わると空になった木箱は返却。
今でいうエコが、暮らしの中に自然に組み込まれていた時代の話です。
その後、昭和40年代頃より今の紙箱の容器で出回る様になりました。
近年では、県外への発送の需要も増えるに伴い、
充填パックされたものを紙箱に入れるという
スタイルや、
小家族向けに小さなパック入りの水ようかんもお目見えしています。
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という事で、探しました!!昭和の漆の流し板。
世代が変わり多くは廃棄されていましたが、今だ保管されている老舗の和菓子やさんで発見!!
ご好意によりお借りして再現!!
福井庶民の甘味「水ようかん」 その昔↓
漆の器に流された「水ようかん」も、なかなか風情があります。
一枚ものなので竹へらで切り分ける。
皆で食べたら、流し板は返却。
ごみが一切出ない、本当にエコな昔の「水ようかん」です。
(恐らく買い求めるのも、返却するのも、近くのお店なので徒歩もしくは自転車ですよ。)
作ってみて、その時代のゆるやかな時間の流れや、
地域や家族親戚の人間関係を垣間見た気がしました。
そんな「水ようかん」是非お試し下さいませ~。→ポチッ