今年初めてのお仕事は、九州の食材のルーツを探るお仕事です。
いろいろ文献を読んでみると面白いものですね。
ごりょんさんの博多料理。九州の郷土料理。聞き書 福岡の食事。
なぜ郷土料理があるのか、県民性、土地についていろいろと見えてきました。楽しいひと時でした。
ここに写している本は、あまり仕事とは関係なかったのですが、手にとって見てしまいました。この本たちは、昭和50年代~60年代初めに書かれた本ばかりで、現在、食育や郷土料理だとか言っていますが、この頃にこのような本が書かれていたのはなんとも意外ですね。みんなの興味関心が薄かったのかしら?!
この頃の料理本は、料理写真は巻頭カラーのみででほぼレシピのみ掲載。盛り付けはイメージでしないといけません。今写真付で再版すると面白いのでは・・・と思います。
レシピを読むと手間も結構かかってるし化学調味料というフレーズも多く、レシピの手なおしも要るかもですね。(現在、化学調味料という言葉は使われずうまみ調味料と記載しますね)
調理法は微妙に違えど、土地の食材を生かした郷土料理の現代版レシピは想像だけでもなんだか楽しい感じがします。
イタリアには、分厚い郷土料理レシピ集があるのですが、この本を読むの(眺めるのが?!)が大好きです。
日本にもこのような本があるといいなあと随分前から思っていたのです。もしかしたら各地方に料理の本はあるかもしれませんが、まとめないといけないですね!
いつもお料理教室でお世話になっている西部ガスクッキングが出版している"九州の郷土料理"は、シリーズ本で四季のイベントの料理や各国料理という本があります。
その中で見つけたのが、うちの母親がつくってくれていたおひなさま寿司にそっくりな一品!
これだ!!っとびっくり。たまごの着物とかそっくり!顔はゴマとにんじんで作っていたような気がしますね。まさかこの本を見てつかったのかしら?
うちの母親もなかなかがんばってくれてたよね~。
しみじみ。
お料理は、風土、先祖、家族すべてがつながってできていくんだなあとも思いました。
私もこどもが生まれたらこのおすしを作ってあげよう!
いろいろと考える今年の仕事はじめでした!
ありがとうございます。がんばります^^
*私の専門はイタリア料理です!日本とイタリアの食の比較を楽しんでいます!