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2007年10月 アーカイブ

2007年10月 2日

真っ赤なビーツ♪

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秋・冬になると
北海道は本当に寒いので、スープをいただくことが増えるのですが、

中でも大好きなスープの1つが「ボルシチ」です。


このボルシチ、東京に住んでいた頃からずーっとお気に入りで、
これまたお気に入りの脇雅世さんのスープ本「ほっ、とスープ(2)」を片手にいつも作っていました。


でも1つだけずっと疑問に思っていたのが、
「ビーツって変なニオイがするなぁ」ということでした。

北海道に戻って、はじめて地元の方が作る生のビーツをいただいたのですが、
「あれ?前に食べていた缶詰のビーツと、全然違うぞ」ということに気づきました。

ほんのり甘味があって、土の力強い香りがして、
水分もあって・・・、シャキシャキして、色の出方もきれいです。

そこで、昨年から、
高原メークインの名農家・岩永さんにお願いして、
富良野産ビーツ」を作っていただいております。

去年は試作品だったのですが、
「あぁ~、缶詰ビーツのあの嫌な香りはなんだったのだろう」と思うほどすっきりとした味。

サラダに、マリネに、ピクルスに、そしてボルシチに。

大活躍のビーツは今、
お試し販売実施中♪

あなたも試してみませんか?

ジャガイモカボチャに同梱できます♪


2007年10月 3日

巨大キャベツ♪と秋の空

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十勝では、収穫もピークを迎えつつあります。

9月の中旬からは、毎週末、アチラコチラで
「収穫祭」が行われております。

さて、このデッカイキャベツは・・・漬物用♪

持ってくださっているおばちゃまの笑顔と一緒に召し上がれ。


そして・・・。
私のデスクの横にある窓から、今日15時30分の空模様を撮影。


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うぅうう~~~~、もう秋っていうより、冬?ねぇ冬??(涙)

・・・とすっかり日暮れが早まっていくのを悲しんでいたら

となりで、ネットショップの重鎮ふけっちが
「たかさん、もうすぐ15時30分でも真っ暗ですからね」と
キツ~イ一発。

くぅ~、お、お願いですから、もう少しゆっくり来てね>冬さん

2007年10月 5日

汽車に乗って

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北海道は秋真っ盛りです。

普段は車で移動することばかりで、
しかも自分で運転をしていますから、
なかなか風景を見る余裕がありません。


うす曇りの天候の中、
色づき始めている木々の表情や、
収穫を終えた畑のガランとした様子。
防風林だけがリンと立ち、
山まで遠く、
風景がどこまでも抜けていくような平野の様子。


野原一面に赤く色づくタデの花、
列車から眺めても、底が見えるほど清らかな川の水。

あ、ひと山越えたら、パーっと青空が開けてきた♪

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普段、多くの時間を机の上で過ごしていると、
どんなに自然豊かな北海道に住んでいても
見過ごしてしまうような風景が、まさに目の前に広がっています。

都会に住んでいた時、
「情報は求めるものに流れてくる」ということを痛感していましたが、

まさに「自然の変化」や「癒し」「美しいと感じる心」も全く同じなのだと。


「心が動く」ということ。
何よりそれを大切にしていきたいと思っていたはずなのに、
毎日、目の前にある事柄についついと振り回されてしまいます。


よくばりな私は、
少しでもたくさんのものを見、感じ、身体に染み込ませようと
帯広から新千歳空港までの2時間の車中、
ずーっと車窓から外を眺め続けていました。

追伸:今日は石川県にきております。

2007年10月 7日

近江町市場の行灯

3連休を利用して、
石川→福井に来ています。

違う土地にくると、日本って広いなぁと思います。
北海道と比べるとその歴史の重厚さに圧倒される北陸地方。

近江町市場で、各お店の暖簾のように掲示されている
絵がかかれた行灯がとてもすてきでした。



◆【主人と鯛1】
 スタンダードなタイプ、意志の強そうな感じです。
 頑固おやじ風で、こだわりのありそうなお店です♪

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◆【主人と鯛2】

  ご主人の表情にちょっとヒカレル
  キップがよさそうで、おまけしてもらえそう!?

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◆【主人と鯛3】

  これはスゴイ!大切な鯛を投げちゃってますから。
  威勢の良さそうな感じ?

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基本は「主人+鯛」ですが、

中には「主人とカニ」だったり、
「鯛だけ」だったり、
「恵比寿さまと鯛やカニ」だったり・・・。

各お店によって、全部違っていて本当に面白い♪

行った日は日曜日だったので、お店のほとんどがお休みだったので、
勝手に絵をみながら、お店の印象を妄想してみました。

・・・ということで、
本当のところはわからないのですが、金沢のみなさま、どうでしょう???


そして、↓は加賀伝統野菜。
とても綺麗でうっとりしてしまいました。
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明日はこちらを旅立ちます。

2007年10月14日

食のプロSTORY~VOL.2 養豚家・大美浪 源氏

「ホエーを飲むと、豚は目がキラキラするんだよ」

ここ数年注目される「ホエー豚」。ホエーとは、チーズを生産するときに出てくる上澄み液で、以前は産業廃棄物として処理されていたものでした。ところが、そのホエー、豚に飲ませてみたら・・・。


◆健康に育った豚こそが、美味しい豚肉である

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みなさん、こんにちは。
私の作る豚に興味を持っていただき、本当にありがとうございます。


数十年間、豚を飼育した経験から
「健康に育った豚こそが、美味しい豚肉になる」と確信しています。

豚たちの身体にね、毎日触っていると
それだけで健康状態はわかっちゃうもんなんですよ。

でもさ、時には、子豚の世話をしていて、
母豚に「キーーー」って一発やられちゃうこともあるんだなぁ。ハハハ

◆生ハムを作ろうと思ってはじめたホエー豚

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最初はね、「バカ息子が、またなんかやってるよ」といわれました(苦笑)
ホエーとは「乳清」のこと。

ヨーグルトを買うと、上に上澄みの透明な液体があるでしょ?
あれがホエーです。

チーズを作るときに、出てくる液体で、通常は捨てられてしまうんですよ。

でも、もともと僕は生ハムを作りたいと思っていてね、
色々と調べたら、パルマの生ハムは「ホエーを飲ませた豚で作る」ということを知りました。

*ホエーの中に赤く発色する乳酸菌があって着色剤を使用しないハムができる

そこで、近所にあるチーズ工房「半田ファーム」さんにお願いして、
ホエーを分けてもらったんだよね。

飲ませてみたらね、これがみんな喜んで飲むわけさ。
嬉しそうにね。


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そうして、飲ませた結果、肉がさらに美味しくなったんだけどね、
どうして肉質がよくなるのかは、わかんないんだよ。

不飽和脂肪酸が増えるとも言われているけれど、
なんかそういう数字的なことや化学的なことよりも、

僕は「豚が喜んでいる」ことの方がずっと大事だと思っている。

毎日、幸せに育った豚は、元気にすくすく育ち、余計な抗生物質も不要になるからね。

大美浪のバカ息子が・・・と言われたけれど、今では十勝のアチラコチラでホエーを飲ませて育てているよ。

つづく

~次回は、源ファームの常識はずれの飼育法をお伝えします~


2007年10月15日

おばあちゃんの畑から

私の祖母は89歳。

おばあちゃまは、本当にハイカラさんで
いつでもお洒落。

先日、白内障の手術をしたら

「自分の顔がはっきり見えて、シミとシワだらけってことに気づいたの。
 来月、皮膚科でシミをとってくるわ~」

と笑顔で(笑)

確かに、89歳の今も毎日お化粧をし、
週に1回はマニキュアを塗り、
お出かけのときには本当におしゃれな服装でお出かけする・・・。

*ちなみにお気に入りのコンシーラーや美白化粧品なんかもあったりします。すごい。


私もこんなおばあちゃんになりたいなぁ~と常々思っているのです。

そんなおばあちゃまの家庭菜園で大量にナンバン(とうがらし)が採れた!!

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・・・ということで、もらってきて、
南蛮みそを作りました♪

みそ、なんばん(トウガラシ)、砂糖、ごま油、大葉で作るシンプルな味。

なんばんをミキサーにかけていたら・・・
くぅ~鼻がつぅ~ん。


ごま油、サラダ油を入れ、ミキサーにかけたなんばんを入れて火にかけ、
火が通ったら、味噌をくわえ、
砂糖(黒糖、オリゴ糖、砂糖)、みりんを加え
最後に大葉を刻んで加え、香りづけにごま油を最後に回しいれて出来上がり♪

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たくさんできたので、
明日、おばあちゃまにも持っていこうと瓶に詰め詰め・・・・。

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ご飯の友に、お豆腐に、おにぎりの具材に・・・。

収穫したものを、こうして自宅で常備菜にするのって本当に楽しい、幸せ!!です。

2007年10月16日

ビジネスプラン実現化モデルに選ばれました♪

北海道内のベンチャー企業を対象とした
「赤レンガ・チャレンジ事業」に、フードソムリエが選ばれました♪♪♪


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しかも全道から、応募された54のプランの中で、
なんと・・・最優秀賞に選んでいただきました。


金融機関のみなさまを中心に、20名ほどの審査員の前で、
プレゼンさせていただいたのですが、
本当に緊張しちゃって、アドレナリンが噴出。

あまりの緊張にカミカミのプレゼンでした。

プレゼンが終わってすぐに結果発表ということで、
待つこと約30分間・・・

ドキドキ、ドキドキ・・・しながら待っていると、

隣の部屋にマトリョーシカを発見!

そう、ここは北海道庁の赤レンガ庁舎。

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北海道の歴史などを紹介し、一般に開放されている場所なのです。


ですから、隣国ロシアのマトリョーシカが展示されていても不思議はないのですが、
何故だか、マトリョーシカは私の守り神・・・と勝手に思い込んでいる私は
「すごーーーい、守られている」と(笑)一枚パチリ


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フードソムリエのビジネスは、
実現性が最も高いということで、最優秀にお選びいただいたのですが、

これもすべては、お力を貸してくださっている料理家のみなさま、
そして、サイトを見てくださっているユーザーのみなさま、
そしてそして、おいしい食材を提供くださる生産者のみなさま、

・・・そして日々苦労を共にしてくれている愛するスタッフのみんなのおかげです!!!

始めるのは簡単、でも続けるのが何より難しい。

ビジネスプランの実現化はもちろんのこと、
末永く続けていかれるビジネスを目指し、頑張ってまいります。

今後とも頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!!!

2007年10月25日

源さんの生ハムたち

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10月21日(日)、
東京から遊びに来ていた大好きなMIE姐さんと2人、

プロストーリーにも登場いただいている、源ファームさんに行ってきました♪

久々に訪問したのですが、
しばらくお伺いしていないうちに「生ハムの熟成庫が出来たから見てく~?」と

中に入れていただきました。


わぁ~~~おっ。
健康そうな、前足ちゃん。
まるで私の太もものようだわぁ(苦笑)

なとど、冗談はほどほどに、見せてもらってその様子に圧倒されました。
合計700本は入ろうかという熟成庫は、常に室温が一定になって、
風が循環するようになっています。

扉を開けた瞬間の熟風味の良いかおりにもう、クラクラ~。

こちらは、内ももの部分が乾燥しないように、
フタ(笑)がなされているところ
↓ ↓

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太さも部位ごとの肉質も違うから、
均等に塩が入って熟成されるのはなかなか難しいのだとか。


確かに、本場パルマには「塩をぬる専門の人」がいると聞いたことがあります。

まだまだ始まったばかり、今年で3年目を迎える
源さんの生ハムプロジェクト。

今後の展開にこうご期待です!!


2007年10月30日

ショッピングコーナーOPEN

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↑ OPEN記念:根菜7種お試しセット(2980円・送料込)
大変お待たせいたしました♪

ついに、ショッピングのコーナーがOPENいたしました。
まだまだ商品が、北海道の食材のみとなっておりますが、

今後は、料理家のみなさんのこだわりのお品物や
道産の小麦、チーズなど商品開発をご一緒に行った商品、

美味しいオリーブオイルや調味料、
国産のドライフルーツや
テーブルを彩る和紙小物などなど。

徐々に品揃えを増やしていく予定です。

私自身も、調味料にはものすごく興味があって、
少しずつでも取り扱いを増やして行きたいと思っております。

また上記にも書きましたとおり、
料理家のみなさまにお力をかりて実施しているチーズのモニタリング結果の発表や
道内産小麦、牛の内臓系、木のキッチンツールなどなど。

新商品の導入を徐々に予定しております。

焦らず、しかし着実に進んでまいりますので、
どうぞ宜しくお願いいたします。

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プロフィール


北村 貴(taka)
フードソムリエ代表


20年間の東京生活を経て、
2004年12月、真冬に
故郷・北海道十勝へ戻る。
よく食べ、よく遊び、よくしゃべる。
特技は四葉のクローバー探し

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