静物画のようなパリの八百屋さんのディスプレイ
パリ6区から7区を横断するサン・ドミニック通り。そのもっともエッフェル塔に近い一帯は、別名クリスチャン・コンスタン通りとして知られています。ここにはオテル・クリヨンのグランシェフだったコンスタン氏が開いたレストランーヴィオロン・ダングルがあり、そしてそこから数歩歩いたところに同氏が次々と開店させたカフェレストラン、魚料理店、そしてココット料理専門店が並んでいるからです。同じ通りにはパン、肉、野菜、チーズ、コーヒ−紅茶、高級冷凍食品、総菜の専門店や花屋、薬局と、向こうの大通りとこちらの大通りとの間の200メートルほどの小さな区間に、魚以外の日常の食料品がほとんどなんでもそろう、便利な一角です。
写真でご紹介しているのは、ここに店を構える八百屋さんの陳列台です。フランス人による店頭での商品の見せ方はとても立体的。このコラムの魚屋さんの回でもお話したように、立体的に、奥に向かってグングンとせり上げるようにして商品を並べる様は時に圧巻です。店側にとって接客や商品管理がラクなのは、平たく陳列するスタイルのはずですが、客にただ素材を見せるだけでなく、目でまず楽しんでもらおうという心意気が伝わってくるではありませんか。
ハーブ類やサラダの葉以外は室温の店内に並べられています。これは真夏も同じ。照明は明るすぎず、店内で過ごす時間が快適です。そう、灯りの文化が違うのです。照明にはモノをくっきりと見せるという役割もありますが、一方で陰影を生み出して目や心を休めるものでもある。
フランス語でランプシェードのことをアバジュールと呼びますが、これは「光りを殺す」という意味。フランス人がこうこうと明るい室内を好まないのもなるほど、、、。この一枚の写真から、絵画を見るような八百屋さんの店内が想像できるのではないでしょうか?
ギャラリー リブレ・インフォメーション
12月13日(日) 11:00 ~ 17:00
オープン1周年を記念したアニバーサリーイベントをKEYAKI GARDEN各ショップで企画しています。
ギャラリーリブレでは “つかの間のカフェ & 蚤の市” をオープン。
バターと卵の香り豊かな焼きたてのミルククレープは、これこそがフランスの味!という美味しさ。ホンモノのクレープを是非味わいにいらしてください。また店頭では、パリで買付けたテリーヌ型やジャムポットなど、古き良き時代の調理道具やテーブルウェア、料理古書などの販売をいたします。
「パリ生まれのWA-fumi 」
開催日:12月9日(水) 10日(木) 11日(金) 12(土)
2001年、パリ左岸のデパート、ル・ボン・マルシェの食品館「ラ・グラン・デピスリー」で開催された企画展のために上野万梨子が提案した 「WA-fumi」。
和風フレンチでもなく、いわゆるフュージョン料理とも異なる、アヴァンギャルドな進化形キュイジーヌと評されたWA-fumi レシピ。その中から、年末年始に役立てていただきたい料理を選んでご紹介します。身近な材料で手軽に作れるもの、そして一口サイズでサービスできるワインパーティー向きのレシピばかりです。



