プロ料理家365名によるプロのレシピ4812

100円均一の食器でこんなにオシャレ!魔法のパーティースタイリング by山口はるの vol.01 おウチ女子会/女子会はホストがもてなすというより、ホストとゲストが一緒に楽しめなければなりません。
一番重点を置いたのが、ホストが動かなくて済むように、初めから全てテーブルに出して置けるような料理のスタイリング。
前菜は一人一人小分けにして、メインは大皿でど~んと!皆で取り分けしやすいようにスタイリング致しました。

使用した食器

長皿 ホワイトデザイン小鉢
購入店 ダイソー
プライス(税抜) 100円
ショットグラス
購入店 ダイソー
プライス(税抜) 100円(3個セット)
白食器 角皿 L(21.5㎝)
購入店 ナチュラルキッチン
プライス(税抜) 100円
「おウチ女子会」にふさわしい100円均一の食器を使ったスタイリングは?
ホストとゲストが一緒に楽しめる、おしゃれな女子会を演出しましょう!
女子会のポイントは、「ホストとゲストが一緒に楽しめる」こと。
参加者がホストに気兼ねなく楽しめる環境を作るのも、ホストの役目です。
そのためには、ホストができるだけ動かなくて済む点にポイントを絞ってスタイリングをしていきましょう。

【写真】スタイリッシュな長皿を使って「とりわけいらずの前菜」を!

スタイリッシュな長皿を使って「とりわけいらずの前菜」を!

まずはスタイリッシュなイメージを演出できる長皿 今回は一口サイズのピンチョスと、とりわけしやすい前菜を作り、ホストも一緒に料理を楽しめる盛り付けをご紹介します。

写真手前は、冷製パスタ。
ミディトマトの中身をくりぬいて器に見立てたカップに盛り付けました。白い長皿に並んだ赤いトマトのプチカップ、それだけでテーブルに華やかさが加わりますね。
ちなみにプチカップの中身はパスタ以外にもサラダ等色々とアレンジが出来ます。
ヘタ側を下に置くと安定が良いですよ。

写真中央は、基本の“混ぜ盛り”をしたオリーブとチーズ。
形や色が違う料理は、偏りがないよう形や色合いを考慮して盛り付けると安定感が生まれます。

写真奥は、野菜の生ハム巻き。
このように食材を竹串に刺して並べるテクニックは、スタイリッシュな印象にするだけではなく食べやすいという利点があります。

【写真】プラスワンテクニック ショットグラスで高さと華やかさを!

プラスワンテクニック ショットグラスで高さと華やかさを!

先ほどと同じ前菜で、全く異なった演出をする上級テクニックをご紹介します。
グラスに前菜やスープなどを盛り付けると、高さが出て躍動感が生まれ、色が鮮やかに見え、テーブルがより一層華やかになります。

写真のように高さの違うショットグラスを交互に置くとリズミカルな印象を作れます。
また上の写真で使用した長皿をトレイ代わりに使用してみました。
このような固定概念にとらわれない”使い回し”は、スタイリングの幅が広がるコツのひとつです。

そしてトマトのカップに盛り付けた冷製パスタは、背の低いショットグラスに、オリーブとチーズ、生ハム巻きは竹串にさしてお花をイメージし、ショットグラスを花瓶に見立てて生けました。

この“見立てて”盛り付ける、というのもワンランク上のスタイリングをする時のキーワード。
長皿のスタイリングでもご紹介した“器に見立てたトマトのプチカップ”も“見立てる”テクニックのひとつですね。

オリジナリティあふれる盛り付けで、ワンランク上のスタイリングが出来るだけではなく、パーティーの会話がはずむこと間違いなしです!

【写真】大皿盛りは、取りやすく!食べやすく!

大皿盛りは、取りやすく!食べやすく!

皆で取り分けるようなパーティでの大皿料理の盛り付けの留意点は“取りやすく!食べやすく!”

ホストが取り分けをするようなパーティでは、一方向からの盛り付けでも問題ありません。
しかし、女子会のように食べ手が各々取り分ける場合は、四方・もしくは双方から綺麗に見えるように盛り付けます。
手が届きづらくならないように、同じ料理を各所に散らす等の考慮も必要です。

写真手前のフライは、テーブルの真ん中に置いたとき、双方から取りやすいように盛り付けました。

ソースは“皿on皿”でおしゃれ感アップ。(ホワイトディッシュ四つ分け皿 キャンドゥ)
このように皿の上に皿を重ねるのもワンランク上のスタイリングをする時のポイント。
高さを出すだけではなく、汁物が混ざらない等機能性も持ち合わせているのです。

そしてダイナミックな印象もパーティには必要!
写真奥のサラダのように皿の余白は少な目に料理の高さを出すと、印象的な盛り付けになります。
また写真真ん中のローストビーフのように高さが低めで平面に盛り付ける時は、上から見て模様のように盛り付けるとスタイリッシュな印象になります(参考:盛り付けのキホンとコツ~平皿編)。

パーティーに役立つ魔法のエッセンス

オリジナルのトーキンググッズ

トーキンググッズとは”会話がはずむきっかけとなるもの”のことで、小さな置物の”フィギュア”やキャンドルスタンドや花器など大きな置物の”センターピース”のことを指します。言わば会話のきっかけとなる食卓演出にはかかせない大切な存在となり、100円ショップには季節感あふれるアイテムがいっぱいあります!
自分のオリジナルのトーキンググッズを作って楽しんでみてはいかがでしょう。
左の写真は、貝殻を入れた小さなキャンドルプレート。
テーブルに置くと一気に夏らしくなりますね!
(貝殻セット・キャンドルプレート共にナチュラルキッチン)

右の写真は、リースの形をしたオーナメントに小さなフラワーベースを合わせました。
(オーナメント・フラワーベース共にナチュラルキッチン)
写真のように爪楊枝を入れると立派なピック入れに変身です!
このように2つ以上のアイテムを合わせるとより一層素敵になります。
今にも“これって一体どうなっているの?”という弾む会話が聞こえてきそう!
そして何より「これとこれを合わせるとどうなるかな~」と想像を膨らませながらのショッピング、これがなんとも言えなく楽しい時間なのです♪

Profile 山口 はるの
料理教室"spring' kitchen"を主宰する他、レシピ提供、コラム執筆、イベント出演、メディア等多方面にて活躍中。
2013年より、体の匂いの原因は"食"にもあるという視点から、独自メソッドによる"デオドラント料理"の研究を開始。 "デオドラント料理研究家"として活動をスタートさせる。
代表料理は"フルーツパスタ"。 季節のフルーツを使った様々なパスタは、料理教室の看板メニュー!
詳しいプロフィールはこちら

顔写真:山口はるの

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